札埜 高志 / FUDANO Takashi

園芸を通して豊かな暮らしを

秋田国際ダリア園

ガーデニングや家庭菜園を楽しむ,観葉植物を飾る,野菜や果物を食べる.私たちの暮らしは園芸と様々な場面で密接に関係しています.また,花や野菜,果物の生産は重要な産業の一つでもあります.このような園芸が担う多面的な役割(産業,趣味園芸,環境保全,福祉,教育など)について研究・教育を行っています.

 


竹材の園芸利用

西日本を中心に放置竹林の拡大が問題となっています.放置竹林をこれ以上増やさないためにも竹材の新たな消費方法が望まれています.私たちは竹材をパウダー化した竹粉が鉢物栽培における培養土として利用できるか検討しています.これまでの研究結果から,竹粉を配合した培養土でも肥料を多く与えれば,フレンチマリーゴールドやイチゴ,トマトを正常に栽培することが可能であることが分かりました.今後はいろいろな種類の花や野菜栽培における培養土として竹粉が利用できるか調べる予定です.


ひょうごの在来種の栽培と保存

在来種とは,その土地で古くから作られてきたもので,採種を繰り返していく中で,その土地の気候風土にあった作物として確立されてきたものと定義されています.在来種の生産は,F1品種の全国的な普及に伴い減少の一途をたどってきました.しかし近年,在来種が地域を代表する資源であることが認知されてきており,在来種を活用した地域活性化の試みが増えています.本校では兵庫県の在来種の保存を目的として,より多く人に在来種を知ってもらう活動ならびに在来種の新たな活用方法を検討しています.


研究者プロフィール

 札埜 高志札埜 高志 / FUDANO Takashi

園芸文化・生活部門
観賞園芸研究室
主任景観園芸専門員
兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科 准教授

 


 

  • 未来を見つけたい人ここにしかない学び
  • オープンキャンパス2017
  • 入試ガイド
  • 東日本大震災等からの復興支援方針・活動の記録
  • 専門職大学院課程 緑環境景観マネジメント研究科 パンフレット
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