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首藤 健一 景観園芸専門員・インストラクター


淡路島の港湾の風景

淡路島の港湾の風景

淡路島で緑環境を考える

 淡路景観園芸学校が位置する淡路島は瀬戸内に浮かぶ島です。しかしただの島ではありません。まず、①日本書紀によると日本で最初に出来た島です。②大きい島です(日本で7番目)。③牛と魚とタマネギと花とその他もろもろの島です。このような恵まれた?島には、緑環境に関わる方々にとって魅力的な空間がいっぱいあります。

 平野、山地、海岸、海峡、漁村、農村、港町、城下町、棚田、ため池、都市公園、自然公園等々あらゆる空間が用意されています。また、地形が複雑なため、台風、高潮、増水、土砂流出等自然による驚異も多様であります。さらに、都市部に比較的近いにもかかわらず、島という立地上過疎の問題を抱え、人工減少に伴う様々な経済活動の変化が空間に少なからず影響を与えています。淡路では、これら自然空間や人工空間及び各々の空間に影響を与える要素等が多彩であり、なおかつ島という狭い範囲に凝縮されているため、緑環境(緑景観)を多方面から考える上で非常に楽しいフィールドとなっています。

淡路島の棚田の風景

淡路島の棚田の風景

緑環境(緑景観)の視点

 私は、数年前、淡路島で公園の計画・整備の他港湾や海岸の計画・整備にもかかわる機会を得、島の多くの場所を巡ることが出来ました。島には、狭い谷と山と海が織りなすモザイクのような小さな空間が多く、意外な景色にしばしば出会ってよく驚かされた覚えがあります。

 また、その景色は小空間であるが故に、少しの変化で大きくその様子を変えてしまいますが、経済活動や様々な事情により生じるこの変化に対し、緑環境(緑景観)の関わりや視点の重要性は認識されつつも、その位置づけはそれほど高くないということも少なからず感じてきました。それは緑環境(緑景観)の視点が分かりづらく、変化の主要因となる様々な経済等の活動や事業の中でうまく活かせないということにも原因があるのかも分かりません。私は、今後、もう少し身近な淡路島にこだわり、様々な空間における緑環境(緑景観)の視点ということを考えてみたいと思っています。

研究者プロフィール

首藤 健一

首藤 健一 SHUTOU kenichi

1990年北海道大学農学部農学科卒、1990年~兵庫県公園緑地課、兵庫県三木総合防災公園推進室、兵庫県豊岡土木事務所、洲本土木事務所等、2010年~兵庫県立淡路景観園芸学校景観園芸専門員、フィールド植物観察演習Ⅰ、Ⅱ(分担)、植物管理技術演習Ⅰ、Ⅱ(分担)、里地里山の保全管理演習(分担)、樹木植栽管理演習(分担)、緑環境景観機能評価演習(分担)、緑環境景観マネジメント企画演習(分担)等

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