熊本被災地支援報告

平成28年12月11日に、園芸療法士でもある園芸療法課程の教員3名(豊田・金子・上地インストラクター)が益城町馬水東道仮設団地集会所を訪問し、クリスマスリース作りを行いました。小さなお子さんや小学生のお母様、お孫さんといらした方など成人7名、児童5名が参加されました。
 

 益城町には18か所の仮設団地があり、500戸を超す大規模な団地(例:テクノ仮設団地)から、50戸前後の比較的小規模な団地まで様々です。町内には損壊した住宅も見受けられました。私たちが訪問した馬水東道仮設団地は戸数56の比較的小規模な団地で、大規模団地に比べて、あまりイベントが入っていないとのことでした。
 

 午後からの2時間ほどの中で、ゆっくりとくつろぎながら、リースの蔓に毛糸をまいたり、木の実をつけたりして、皆さん、思い思いのリースが出来上がりました。

 活動後、ボランティア受入窓口になっていただいた九州キリスト教災害支援センター山中様から次のようなメッセージをいただきました。
 “この度はありがとうございました。先生方が帰られたあと、集会所の玄関先にいた子どもが「すごい楽しかった。またやりたい」と笑顔で言っていました。「もう、8ヶ月もたっているのに覚えていてくださって、こうして遠くから来てくださって本当にありがたいです」と言われて涙を流された若いママや早速玄関先に飾っていらっしゃった方もおいでになりました。「少しずつ自分達でも何とかしようと思っている」とも。熊本、益城の皆様の生活再建のサポートとメンタルケアをこれからも続けて参りますので、今後とも宜しくお願いいたします。“

 今回のイベントに参加された方、開始前に一軒一軒を回ってお誘いした時に「ありがとう」とにこやかにされていても参加には至らなかった方、当然ながら、生活も、気持ちも、いろいろな状況の方がいらっしゃると思います。今後、訪問を重ね、より深いかかわりが持てるようになると、園芸療法士として役に立てることも増えてくるように思います。

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