園芸療法課程の金子教員と上地インストラクターによる「景観緑化市民講座」が行われました。

 「景観緑花市民講座」は、淡路島景観づくり運動の推進を目的に毎年行われる兵庫県淡路県民局洲本土木事務所まちづくり建築課が実施する事業です。毎回、専門家からのヒントやアドバイスのもと、淡路島らしい景観づくりについて考えます。

 今年度の第3回講座は、11月26日(土)に兵庫県立淡路景観園芸学校で開催され、園芸療法課程の金子教員と上地インストラクターが講師を務めました。
 タイトルは、「淡路島・花とみどりがある景観の癒し-園芸療法の視点から-」です。
 園芸療法についての話の後、参加者はクリスマスリース作りを通して実際に癒しの体験をしました。

 最初の癒し体験は、淡路島百景11番「兵庫県立淡路景観園芸学校」にあるドングリやヒバ、フウ、ナンキンハゼなどたくさんの実を集めながらガーデンや裏山を散策し「緑の空間がひとを癒す」体験です。続いて、「創造活動がひとを癒す」体験です。学校で採ったアケビの蔓を各自でリースに作り上げ、その上から柔らかな感触の羊毛を巻きつけます。そして、採ってきた木の実をリースに飾りました。作品を作りながら参加者同士の会話がはずみ、笑顔になっていく様子は、「人がひとを癒す」場面も伝わってきました。

 最後には、参加者16名のそれぞれの個性あふれた作品ができ上がり、「楽しかった」、「プレゼントにする」などの声が聞かれました。

 年末を前にした冬晴れの土曜日に園芸療法の視点から淡路島の自然の魅力に触れる体験をしていただけたことと思います。

    

    

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
PAGE TOP