- 2011年11月27日
- 岩手県震災支援のため、2011年11月1日から4日まで実施した支援活動についてご報告致します。
1.園芸療法とは
園芸療法とは、農業や園芸が人の心や身体に与える効果に注目して、高齢者や障害者など支援の必要な方々に対して、健康の増進や生活の質の向上などを目的として行う療法です。
2.淡路景観園芸学校 園芸療法課程の使命
1995年の阪神・淡路大震災の際、多くの被災者にとって大きな心の支えとなったのがボランティア、NPOを中心に行われた花を育てる活動でした。園芸療法課程は、全国からいただいた支援の返礼として、花と緑で人を癒す人を育ててお返しすることを使命としています。
3.園芸療法の効果
園芸療法には、環境による癒しと作業による癒しがあります。緑のある環境や草花は、緊張を緩和してストレスを軽減し、人と話すきっかけを作ります。屋外で日光を浴びて園芸作業をすることは、脳や身体機能を活性化して生活不活発病(内臓・運動・精神機能低下、心の病など)の予防・回復につながります。
被災者に対しては、特に、1)安心・安全感をもたらす植物のある環境に身を置くことによる、うつ・引きこもり・PTSD予防などのこころのケア、2)花を見る、植物の世話をすることで屋外へ出るきっかけを作り、日常の生活リズムや社会性を取り戻す暮らしのケアをめざします。
4.支援活動案
1) 集団に対する園芸活動を通したこころのケア、暮らしのケア
・児童から成人まで避難生活を送る人にたいする 心の病、生活不活発病の予防
・兵庫県園芸療法士が、ボランティアに被災者向け園芸活動方法と注意点を教える
・園芸療法士は、いくつかの避難所で園芸活動を広める役割をになうと同時に、個別支援が必要な人を見つけ医療チームと連携したケアを行う
2) 個別支援が必要な人に対する園芸療法
・園芸療法士は、避難所で個別支援が必要な人に対する園芸療法を行う
・医療チームと協働した園芸療法
・児童から成人までの うつやPTSD者、認知症高齢者などが対象
東日本大震災被災者支援に向けて私たちができること
兵庫県園芸療法士会、兵庫県立淡路景観園芸学校では”花と緑を活用した暮らしと心のケア”を行うことを考えています。今回の東日本大震災被災者支援に対する取り組みは長期的支援が必要であり、地元の人々のご協力が必要となります。私たちは力を合わせて兵庫県とその周辺にて避難生活される方々の支援について以下のことを計画しています。
皆様のご協力よろしくお願いいたします。
このたびの大震災において、「花と緑を生かした復興」を志し、淡路景観園芸学校に入寮して園芸療法を学びたいとお考えの方は、ご連絡ください。
(株)サカタのタネ様のご厚意で提供していただいたマリーゴールドの種とジフィー(水で膨らむ簡易用土)を、震災支援ボランティア11名の協力を得て袋詰めし、兵庫県内に避難されている297世帯(情報提供希望のご登録をされている方)の方々へお届けしました。
生活の中にみどりを取り入れていただき、癒しの時間と空間の提供につながればと願っています。
7月9日(土)には、神戸市西区のセリオホールにて、「花✿みどり ふれあい体験」を開催します。お問い合わせ、参加申し込みは下記まで。
【担当】
上地、阿久根
TEL:0799-82-3455
FAX:0799-82-3124
E-mail:asahi_ueji@awaji.ac.jp
10月2日(日)明石市立松が丘小学校コミュニティーセンターにて花✿みどりふれあい体験を開催しました。(本イベントは、主催:兵庫県園芸療法士会、共催:兵庫県立淡路景観園芸学校で実施しています。)






