平成26年4月26日・27日に台北のFar Eastern Memorial Hospitalにて、台湾園芸治療協会(Taiwan Horticultural Therapy Association)主催の第8回園芸治療国際検討会が開かれ、200名を超す参加者に、アメリカ、韓国、日本から招かれた園芸療法の専門家が講演・ワークショップを行いました。

日本からは豊田教員が、「日本の園芸療法 教育・基礎理論・実践」と題し、日本の園芸療法と淡路景観園芸学校における園芸療法教育、園芸療法の基礎となる理論、園芸療法における評価について講演を行いました。

また、ワークショップには、台湾の医療、福祉、教育、園芸関係者など90名が参加し、本校園芸療法課程オリジナルプログラム“花のお弁当箱作り”が行われました。3時間30分に及ぶワークショップでは、作品制作後に、人の気持ちを客観的に評価する方法であるVAS(Visual Analogue Scale)の紹介、疾患や障がいのある人に園芸を行う際の工夫やリスク管理のほか、“花のお弁当箱”というプログラムが、どのような課題を抱える人に適用しやすいか、などについて話し合いを行いました。

現在の台湾は、約20年前に日本で園芸療法が注目された時のように、園芸療法への関心が急速に高まっています。その背景には、迫りくる高齢社会があります。台湾の医師ら、台湾国内の園芸療法関心者による講演内容にも高齢者対策や認知症の予防が取り上げられていました。(豊田)

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シンポジウムパネリスト紹介
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園芸療法ワークショップのようす

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