沈教授が、8月9日から一週間、台湾においてアジア風景名勝研究の調査を行いました。

台湾における文化景観保全・創成の取り組み

8月9日から一週間、アジア風景名勝研究の一環として、奈良文化財研究所(研究代表)、鳥取環境大学、琉球大学等文化財・建築・都市計画諸領域の専門家とともに台湾に行ってきました。

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台湾文化資産局との意見交換

初日の調査は台湾文化部文化資産局で、黄素娟副局長、
陳昭栄秘書長、および簡玉華古跡聚落組長、李明俊国際交流化課長など各部署の責任者からの歓迎を受け、ヒアリング、意見交換、親善交流を行いました。

名勝という用語は台湾にとって過去に使われたものの現在にはあまり使っていないことが意見交換から分かりました。

また、台湾の文化財保護に関わる法令の作成には日本の関連法規が大変役に立ったという話を伺いました。

近年、台湾ではユネスコの世界遺産選定基準を参考にし、18箇所候補地を選定して、その環境保全の推進と文化景観の魅力アピールに力を入れているようです。

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烏山頭ダムの一部の風景、設計者は日本人(八田技師) 世界資産レベルの候補地として選出された

また、現地調査では台湾中部の日月潭風景区、
南部の烏山頭ダムエリア、懇丁国家公園、高雄市港倉庫群再生、鉄道彫刻パークなど現場を巡りました。

どの現場もその重要な部分で日本との何等かのつながりがあり、そのような日本の貢献は地元に高い評価を受けています。

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鉄道彫刻パーク:廃線となった空間を緑地に変身
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日月潭風景区ビジターセンタ、日本人(團紀彦)が設計した眺望風景を強化した建築空間

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高雄港倉庫群の空間再生、アート
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鉄道彫刻パーク:アートの添景による空間の魅力アップ
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