◆訪問の目的
 緑環境景観マネジメント研究科は、東アジア地域におけるランドスケープ研究、教育そして地域活動の国際的ネットワークのハブとなるべく、東アジア諸国のランドスケープ関係教育・研究機関等と交流を行っています。
 本稿では、平成24年2月にランドスケープに関する教育、研究そしてプロジェクトの発展が著しい中国沿海部の三都市(深圳(都市域人口11,700千人、中国第四位)、上海(都市域人口14,500千人、中国第一位)、北京(都市域人口12,800万人、中国第二位))の大学等と交流活動を行ってきたようすを報告します。
 今回の訪問の目的は、上記三都市における中心的なランドスケープ研究機関において、当校の活動を紹介するとともに、今後の交流活動について意見交換を行い、その活動を具体化させていく、ということでした。
 特に、本校が設立を目指している国際的なランドスケープ教育センター(学生だけではなくランドスケープに関する実務者への実践的な教育を行うセンター)の計画をより効果的なものにするための情報を得ようとしたものです。

◆訪問先
 今回訪問したのは、中国沿海部の経済発展著しい上記三都市で、
・2月25・26日:深圳市では、中国風景園林学会の支部大会、市政府など
 ・2月28・29日:北京では北京林業大学、中国建設部など
 ・3月1日:上海では上海交通大学
において、それぞれ当校の活動、日本におけるランドスケープ研究、ランドスケーププロジェクトの現状を紹介し、中国ランドスケープ関係者との意見交換などを行いました。

◆交流活動の概要
・深圳市、中国風景園林学会の支部大会での講演
 中国風景園林学会の広東支部大会では、約300名の会員が集まる中、平田研究科長と沈教授が日本の公園緑地計画、制度などの現状、最近の話題などについて報告を行いました。

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・中国風景園林学会副会長との対談
 上記の支部大会には、中国風景園林学会の副会長 刘秀晨氏が本部より参加されていたため、平田研究科長との対談がセッティングされました。

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対談では、日中の造園界の現状に関する共通点、相違点を確認しあい、日本ではランドスケープに関して当初の建設段階だけではなく、長期的な視点でのマネジメントが重要となってきていること、中国でも今後はそのような視点が重要になってくることなどが確認されました。
この対談は、中国園林学会誌「風景園林」2012年第二号に全文が掲載されました。

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・深圳市政府公園緑地部局幹部との意見交換
これらの会場となった中国第四の都市、深圳市政府公園緑地部局幹部との意見交換を行い、日本の公園緑地政策の概要を紹介し、当校としてその政策の現場視察、あるいは研修希望に対する対応を積極的に行っていく方向であることを紹介しました。

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・北京林業大学園林学院での講演
北京林業大学では、造園学部長の李 雄教授と今後の交流について意見交換を行い、交流協定締結に向けて話し合うとともに、同学部の学生約150名に対して、当校の紹介、日本における公園緑地事業の現状などを講演しました。講演の後、一部学生から当校への留学について考えたいとの話がありました。

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・中国建設部公園緑地部局関係者、中国公園協会関係者との懇談
行政で公園緑地関係に携わる実務者の関心事項と、日本の公園緑地行政情報等がそれらに対してどう対応できるか、などについて情報交換を行いました。

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・上海交通大学大学院農業生物学院での講演
上海市においては、平成23年度、本校に客員教員として赴任いただいた、上海交通大学造園学科の李玉紅助教授のゼミにて、当校の紹介、日本における公園緑地事業の現状などの講演を行いました。

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◆まとめ
今回は、短い時間のなかで、多くの大学、行政機関等を回りましたので、それぞれのところでの意見交換の時間は限られたものとなりましたが、経済発展著しい中国の各都市では、緑をいかしたよりよい都市環境づくりが大きなテーマとなっており、そのためにいろいろは情報を得たいというニーズがあることもわかりました。
一足先に経済発展を達成し、しかし同時にその過程で生じた都市環境上の課題を苦労しながらも克服してきた日本の経験は、発展の最盛期にあるこれらの都市にも必ず役に立つものが多々あると感じました。そのような緑に関する知識・技術の交換ができるハブセンターが形成できるよう検討を進めていきたいと思っています。

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