Patty Cassidy 先生には、園芸療法の先進地であるアメリカ20140502-102448-7138
合衆国の最新状況およびその理論とそれに基づく園芸療法
ガーデンのデザインなどについてレクチャーいただき
ました。

 

 

 

 

Patty Cassidy 先生の教育活動

Patty先生は、大学、高等学校などにおいてカウンセリングに関する職務を行ってきました。

先生は、アメリカ園芸療法協会(以下AHTA)登録園芸療法士として、アルツハイマー型認知症の人々向けの園芸プログラム、幼児向けの園芸プログラム、総合医療施設におけるセラピューティックガーデンの管理運営、高齢者福祉施設における園芸療法を実践してこられました。

さらに、オレゴン州にあるポートランド・メモリー・ガーデンの運営に関わるNPOフレンズ・オブ・ポートランド・メモリー・ガーデンの会長としてガーデンの管理・運営を行ったり、自身の経験をもとに高齢者向けの園芸書なども出版するなどその実践活動は多岐にわたります。

AHTA(アメリカ園芸療法協会)理事でもある先生からもたらされたAHTAに関する情報と実践者としての活動報告は、日米の園芸療法事情を比較し、より効果的な緑の活用と健康に関する教育を推進していく上で大いに参考となりました。

このような数々の実例紹介に加え、園芸療法プログラムの体験を交えながらの授業は、学生からの積極的な質問や発言を引き出し、関心の高さをうかがわせました。

以下、授業内容の要点を紹介します。20140502-102510-7952
1.「アメリカ園芸療法の過去・現在・未来」
1)アメリカにおける園芸療法およびAHTAの歴史、
組織、メンバー構成、活動、資格認定制度改革など
アメリカにおけるAHTAメンバーは、年齢・人種・
活動分野・役割などが多様である。
園芸療法士の職業としての社会的地位の確立のため、
資格認定・インターンシップの見直しが行われている。

2)AHTAによる園芸療法プログラムの定義と分類
プログラムは園芸療法・療法的園芸・職業教育的園芸・社会的園芸の4つタイプに大別される。
目標、対象となる人々、プログラムの種類はそれぞれ異なる。

3)評価
多くの園芸療法士は医療データへのアクセスが制限されており、活動を観察・評価するケースが多い。

4)園芸療法のもとになっている理論
トランセンデンタリズム(Emerson)・バイオフィリア理論(Wilson)・注意回復理論(Kaplan & Kaplan)・フロー理論(Csikszentmihalyi)など。

5)園芸療法の行われるさまざまな場所:病院、施設、ガーデン以外にも、森林、農場、遊歩道、ラビリンスなどがプログラムのタイプにより利用できる。

2.「ポートランド・メモリー・ガーデンにおける活動紹介と高齢者プログラム」
1)ガーデンの歴史・デザイン
認知症や記憶障害の人のために作られた。入口1か所の円形デザイン、ループ状の通路、目印となる構造物の配置、季節を感じさせる親しみのある花や樹木の植栽など、特有の工夫がなされている。

2)ガーデンにおけるプログラミング
ガーデンを利用して高齢者や一般市民、園芸療法士のためにさまざまなプログラムが実施されている。

3)管理・運営:資金集めやボランティアコーディネートの方法、地元企業とのタイアップ。

3.「子どものための園芸療法プログラム」虐待を受けたり、ネグレクトされた子どもたちの
特性、植物が彼らにもたらす効果、なぜガーデンが療法的であるのか。

招聘の概要

Patty Cassidy パティ・キャシディ氏
出身    アメリカ合衆国
所属    AHTA(アメリカ園芸療法協会)
招聘期間 平成24年11月19日~12月5日
指導内容 アメリカにおける高齢者と児童に関する園芸療法プログラム、アメリカ園芸療法協会の現状
研究目的 高齢者と児童に関する園芸療法おプログラムの開発 
担当科目 園芸療法特論

 

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