1.ルピナス

学 名:Lupinus

科 名: マメ科

原産地:アメリカ、南アフリカ、地中海沿岸

植栽場所:おもてなし花壇


 

草丈40cm~120cmほどの耐寒性宿根草で春から初夏によく花壇でみかけられます。

花は藤の花姿に似ていることから別名「ノボリフジ」とも呼ばれることもあるようです。

花後には枝豆のようなさやがみられ、中には種が入っています。

花色は黄色、オレンジ、赤、青、紫、ピンク、白などバラエティに富んでいるので自分の好みの色を花壇で用いることができます。

ルピナスは花だけでなく葉も特徴的で、手のひらをひろげたような形をしていて可愛らしいです。ある学生は「赤ちゃんの手のようで愛おしく感じる。将来絶対花壇に植えたい」と話していました。

ルピナスは一言でいうと「寒さに強く、厚さに弱い」植物です。植え付けとしては秋頃が望ましく、暖地や暑い地域では夏には枯れてしまうので日本では一年草として扱われていることが多いようです。

 

 

「文化の中のルピナス」

 ルピナスはマメ科であり、マメ科の植物は植物の生育に重要な空気中の窒素を植物が栄養として取り込めるように土中に取り込む性質(窒素固定)があることで知られています。

 これまで肥料が発達していなかった時はマメ科の植物を緑肥植物として利用されていたようです。よく道ばたでみかけるカラスノエンドウもマメ科であり、この性質を持っています。

 今回紹介したルピナスも緑肥植物として日本へやってきたみたいです。園芸品種でよくみかける植物も実は                      海外からやってきた植物かもしれませんね。



<参考①:ヤサシイエンゲイhttp://yasashi.info/ru_00003.htm >
<参考②:ガーデニング花図鑑http://sodatekata.net/flowers/page/960.html

 

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