4.カリン

 

学 名:Pseudocydonia sinensis
科 名:バラ科
原産地:中国
植栽場所:園芸療法ガーデン・花の庭


光沢のある樹皮、桃色の花、黄色の果実・・・一本で何度も楽しめるカリンが花期を迎えています。

 

カリンといえばやはり芳香。

実はもちろんですが、美しい花にも芳香があります。

 

結実は10月頃になります。

ただ、甘い香りはしますが渋くて生食には向きません・・・・。

蜂蜜付けや砂糖漬け、果実酒などにしてお楽しみください(・ω・)♪

 

他にも乾燥したものを煎じて、風邪や喘息のときにハーブティーとして飲むこともあるようです。そういえば、カリンののど飴ってよく見かけますよね。

 

また、鱗片状にはがれる樹皮の様子が美しく、盆栽にも使われています。

是非樹皮の様子にも注目してみてください。

 


 

 

 

「文化の中のカリン」

地域で親しまれている名前が、図鑑のものとは違っている・・・ということはよくあることです。春の七草の「ほとけのざ」も、図鑑のホトケノザとは違うものですよね。

長野県諏訪地方の特産品で「かりん」と呼ばれているものは、実際にはイラン~トルキスタン原産の『マルメロ』で、『カリン』とは属が異なります。

方言や地域での名前を大事にしながら、そこから生じる誤解には気をつけたいですね。



<参考①:香りの植物 樹木からハーブまで 山と渓谷社>

<参考②:日本の樹木  山と渓谷社>

<参考③:大人の園芸 庭木・花木・果樹  小学館>

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