2.ランタナ

ランタナ

学 名:Lantana camara
科 名:クマツヅラ科
原産地:南アメリカ
植栽場所:沈床庭園上の道路沿い、ロックガーデン

 

 ランタナは直立するランタナ(Lantana camara)と匍匐性のあるコバノランタナ(Lantana montevidensis)に大別され、
その二つの原種から様々な園芸品種がつくられています。

 見分け方としてはランタナは直立、コバノランタナは匍匐といった形質に加え、コバノランタナは名前にあるように葉が小さくなっています。
また、花の色が徐々に変化していく品種もあり、ランタナには「七変化」という別名もあります。
開花時期は5~10月までととても長く、盛夏でも花を咲かせ続けます。
 そのため、花が少ない夏の庭の色味として貴重な存在で、花壇やコンテナガーデンの寄せ植えの1つにおすすめです。
の時期はかわいらしい実も黒く大きくなっており、花と合わせて見頃ですので是非ご覧ください。

 

ランタナ

「文化の中のランタナ」

 とても丈夫な植物がゆえに、世界各地の原生種を駆逐してしまう恐れがあり、国際自然保護連合の「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定されており、 日本でも環境省が「生態系被害防止外来種」に指定しています。
扱いやすく夏にも咲き続けるという意味では貴重な花ですが、増えすぎないようきちんと管理することが大切です。

 


<参考①:英国王立園芸協会編 低木とつる植物図鑑100 日本ヴォーグ社>  
<参考②:ガーデニング基本大百科 集英社>  
<参考③:ホルティ(https://horti.jp/2818)> 

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