4. ストック(アラセイトウ)

 

ストック(アラセイトウ)

科名:アブラナ科

学名:Matthiola incana

分布:西南ヨーロッパ、西アジア

植栽場所:カラーガーデン、園芸療法ガーデンなど

切り花や花壇が好きな人ならこの花を知っているのではないでしょうか。ストックです。和名はアラセイトウですが、ストックという名前の方が一般的です。

ストックの花は人気があり、様々な品種が流通しています。上の写真のストックは、25~40センチでボリュームの出る、’キスミーイエロー’という品種のストックです。ほかの品種では白、ピンク、赤、紫などの色もあり、高さは100センチ近くになるものがメジャーなようです。

花期が10月~翌年5月と長く、霜が当たらない場所なら冬の間ずっと咲き続けています。一重と八重の花両方があり、八重の方が良く使われています。

学校では、カラーガーデン、園芸療法ガーデンのほかメタセコ緑地にもストックが植えられており、どの花壇でも25~40センチになる品種が使われています。ある程度の高さが出てボリュームも出るので花壇で使いやすいように感じます。

↑園芸療法ガーデンのストック
 (真ん中の列ピンク、赤色の花)

ぼくのわたしの美樹美草”
今月のテーマ“ぼくのわたしの美樹美草”ということで、各筆者が「この樹(草)は美しい」と思った個体をピックアップします。
ピックアップしたのは、カラーガーデン(黄)の右端に植えられている個体です。この記事の一番初めの写真にもなっています。

ストックと言えば縦長に集まって咲くというイメージがありますが、写真のストックはなんとなく丸みがあり、チアガールのポンポンみたいなので気に入っています。
ストックは学校のいろいろな場所に植えられているので、自分のお気に入りのストックを探してみてはいかがでしょうか。

 

参考文献

  • 塚本 洋太郎(1972 改訂版発行)原色園芸植物図鑑 改訂版 株式会社 保育社,大阪,82pp.
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