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山の民間コンサルタントで持続可能なまちづくりに取り組む 6期 坂本真理子さん
◇勤務先 ㈲環境とまちづくり

 

●受験生への一言
 淡路景観園芸学校は、すばらしく環境が整っています。どんどん視野が開けてきますし、自分次第で何にでもチャレンジできます。ここで得られる仲間や体験、そして感動は一生ものと思います。

 

●いまの仕事の概要
 徳島県上勝町という、人口2000人のまちに事務所を置く民間コンサルタントにて、地域における環境、まちづくり、景観のプロデュースを担う業務をしています。私が現在担当するのは、2010年2月に重要文化的景観に選定された「樫原の棚田」の保全と活用に関する業務や、2011年10月に上勝町で開催予定の全国棚田サミットの企画支援に関する業務などです。どの業務も、地域、行政、企業などと協働で制度や企画の検討を進めていきます。自然環境への配慮、人の暮らしの向上、文化の維持継承、など、日本国土のほとんどを占める山間地には、やるべきことが山積しています。

 

●進学しようと思ったきっかけは?
 淡路景観園芸学校のHPを見て、惹かれました。花や緑への憧れもあったことと、なによりなんとなく「新しさ」を感じ、進学してみたいと思いました。

 

●学校ではどのようなことを学びましたか?
 景観、園芸、まちづくり、デザインに関する技術的なこと、社会での活躍の場として行政やNPO、コンサルタントの仕事があることなど、幅広く学びました。そのほかに、アロマテラピーやビオトープづくりなどの活動を仲間とともに体験したことは印象に残っています。卒業演習では、2次的な自然環境である里山に着目し、里山景観の変遷を調査・分析し、人の暮らしと密着に関わる里山景観を維持するしくみについて研究しました。

 

●学校の魅力はどんなところにありますか? また、学校で学んだこと、経験したことのどんなことが今役立っていますか?
 学校の魅力はまず一つ目に「幅広い情報を得ることができる」ことと思います。「景観」という幅広い分野の全体像をとらえることができ、その中の専門を選択し、深めることができます。二つ目に「仲間づくりができる」ことと思います。2年間の全寮制生活を通して、社会生活ではなかなか得られない仲間をここでは得ることができます。また、少人数性だからこそ得られる先生方との関係も貴重な財産と思います。学校で体験した感動や活動を仕事にできればという思いが、今の仕事につながっていると思います。

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