淡路花博20周年記念花みどりフェアにて「SDGsガーデン」を制作・公開しています(会期:3/20~5/30)
作品はSDGsの目標15「陸の豊かさを守ろう」をキーワードに、陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止することを基本理念とし、淡路島内の生物多様性を脅かす放置竹林の拡大に着目しました。
作庭は山から間伐した竹を主な材料とし、淡路島の海岸で拾ったシーグラスや貝殻を用いて淡路島の魅力である海の要素や花を組み合わせて地域らしさを表現しています。また、庭には地域産業の一つである淡路瓦も使用し、地域産業の振興や産業廃棄物の削減にも作庭を通してつながったと考えられ、SDGsの目標12にも関わりました。
庭の設置場所は淡路島国営明石海峡公園移ろいの庭で、現地が海への良好な眺望と穏やかな風が感じれる空間です。作品はこのような場所特性を生かし、冬至10時の太陽の位置に向かって、海への景観軸を誘導し、竹材でつくった風車を加え、太陽光との関わりや風車の動きを通して海風の可視化によって、場所に固有のポテンシャルを引き出し、特色のあるランドスケープの形成を図りました。
1 公開期間 令和3年3月20日(土・祝)~5月30日(日)
2 場 所 淡路島国営明石海峡公園 移ろいの庭
3 テーマ SDGsガーデン・「陸の豊かさを守ろう」
淡路産の瓦、竹等を利用した「淡路から発信し実践・提言するSDGsのデモンストレーションガーデン」を是非ご覧ください。
淡路花博20周年記念花みどりフェアでは修了生の作品も出展しています。