【第3回:カリキュラム・講義・演習】

今回は カリキュラム・講義・演習 について、その主だった特徴を紹介していきましょう。

 

修了生が就職した官公庁や民間企業の方々とお話をしていると、研究科学生について、よく聞く強みのようなものがあります。1つはコミュニケーション力、もうひとつは実践力です。我々教員は、前者は全寮制によるもの、後者はカリキュラムによるものと考えています。

 

コミュニケーション力

全寮制を採用しているのは、植物の生態やその季節変化をまさにキャンパスに住みながら、年間を通じて学習できるようにと意図されたものですが、学生間の意思疎通を図るものとしても大いに機能しています。実社会に出ますと、様々な背景や経歴を持つ人と意見をすりあわせながら、仕事を進めていく必要がありますが、そのためのスキルが様々な専門や年齢の学生が集い、かつ全寮制というシステムにより、知らず知らずのうちに培われているようです。

《参考》アルファ座談会~研究科ですごした2年間~(修了生が学生生活を振り返り、研究科長と語り合います)

キャンパスに隣接したワンルームタイプのレジデンス

《参考》キャンパス紹介(レジデンス・スタジオなど)


分野をまたいだ実践力

続いては、実践力。これは、講義で知っているだけでなく、実際にやったことがあるという経験とでも言い換えられるのかもしれません。当研究科のカリキュラムは演習が約6割を占めています。学内のみならず、学外で実務さながらに取り組むものも多く、苦労も多い反面、実際に取り組んだ経験は何物にも替えがたい自信につながります。また、カリキュラムは、保全管理・活用デザイン・施策マネジメントの3つの領域から成っており、2年次には専らどこの領域を修学するのか決めて、学習を進めていきます。ですが、これは自分が専らとする以外の領域の学習を妨げるものにはなっておらず、デザインを主とする学生でも植物に通じている、あるいは環境保全の専門なんだけど、マネジメントに長けているといった具合に、分野をまたいだ能力が育まれるようになっています。このように、カリキュラムは、分野をまたいだ知識・スキルを持ち、さらにそれらの現場感覚をも伴った学生の輩出を目指したものとなっているのです。

 

 

実際の履修例

では、実際の履修例を見ていくこととしましょう。ずいぶん前の学生さんの1年次前期のものです。(最新情報はぜひキャンパスでお聞きください♪)

まずは、Dさん。農学部出身で、研究科においても保全や生態に関する知識やスキルにさらに磨きをかけたパターン。修了後は、その高い能力を買われ、北海道のとある有名な花卉・ハーブの栽培、加工・販売を手がける企業に就職しました。



続いて、Eさん。経営学部出身で、研究科ではデザイン・マネジメント分野を中心に履修。先の学生さんとは異なり、自分の視野を幅広に持てるよう意図したパターン。修了後は観光分野も手がける交通系の民間企業に就職しました。



このように、同じ研究科学生でも、自身の進路や適性によって、ずいぶんと異なる履修があり得るのだということがわかっていただけるかなと思います。修士ですので、当たり前ですけどね。

あと、時間割を見ると意外にスカスカ・・な印象を持たれるかもしれません。しかし、時間外に取り組む必要のある課題がたくさん出ますので、心配ご無用。履修した講義や演習以外にも設計コンペに応募したり、社会活動に取り組む学生も多く、また、教員自身も学外での研究活動を実施していますので、それらのメンバーとして活動することもしばしばです。もちろんお誘いも多いですが、修士ですので、これまた当たり前ですが、主体性をもって取り組めば、それだけ世界が広がる可能性大です。

 

次回は概要説明の最終回、【就職および入試】についてです。

 

PAGE TOP