見頃の植物

オタフクナンテン

オタフクナンテン
学 名:Nandina domestica ‘ Otafukunanten’
科 名:メギ科
原産地:園芸品種のためナシ
植栽場所:風の庭
花の時期:5~6月
今月の様子:紅葉

特徴
 常緑の低木で、樹高30~50cmになります。 冬になると葉が赤く紅葉します。冬でも葉を落としませんが、乾燥しすぎると落葉することがあります。 品種改良によって作られた園芸種で、ナンテンと違い実はつけません。 成長は遅く、樹形が自然と丸くなるため、剪定などの手入れをほとんど必要としません。


豆知識【お赤飯にナンテンの葉っぱ】
 初節句や七五三など、祝い事の際に食べるお赤飯ですが、一緒にナンテンの葉っぱが添えてあるのを見かけませんか? この風習は江戸時代後期からあったとされており、病気が全快した時には「難を転じて」助かった幸運の印として ナンテンの葉を表向きに添え、逆の場合は葉を裏向きにして不幸にならないようにという意味が込められていました。 今でもこの風習が続いているのは、厄除けだけが理由ではありません。 ナンテンの葉にはナンニジンという成分が含まれており、お赤飯の熱と水分によりチアン水素を発生させます。 このチアン水素によりお赤飯の腐敗を抑える作用があるといわれています。



<参考①: 川崎みどり研究所造園植物web図鑑>  
<参考②: 四季の山野草>  
〈参考③〉 南天研究所>  


オタフクナンテン
(撮影日:2月25日)