見頃の植物

アオモジ

アオモジ



学 名:Litsea citriodora
和 名:アオモジ
科 名:クスノキ科
原産地:本州(岡山以西)、四国、九州、沖縄
植栽場所:学外(岩屋方面から学校へ向かう坂の途中)



 学校周辺に一際目立つ樹木があります。
 3月頃他の樹木はまだ蕾であるので黄色い花を沢山咲かせるこの樹木は道路を走っていると良く目に止まります。
近くで花を観察してみるとシャンデリアに似た小さな花をたくさん咲かせています。花の臭いを嗅いでみるとレモンの様なすっきりとした香りがします。
春の訪れを知らせてくれる綺麗な花と思っていましたが一つ問題があります。
 本来の分布域は九州を中心とする地域ですが、近年関西などで野生化している国内由来の外来種だそうです。
淡路でも人為的に導入されたアオモジが広がったのではないでしょうか。
 綺麗だと思っていたアオモジですが長期的な目で見ると生態系にどのような影響を与えるのでしょうか。
綺麗だからとこのままにしておくのか、生態系に影響が出るので駆除していくのか。どちらにせよ人間の都合に振り回されるのには変わりなさそうです。

同じクスノキ科であるクロモジは、枝が黒いためクロモジと呼ばれ、アオモジは枝が緑色であるためアオモジと名付けられたと言われています。
果実は球形で緑色から赤色、紫黒色に熟していきます。成熟した果実はレモンの様な香りと、辛味がありショウガノキとも呼ばれているそうです。






アオモジ  こんなところで大活躍!

 クスノキ科の特徴は枝を折ると、独特の香気があります。
特にクロモジやアオモジは、スッとした良い香りがするので爪楊枝に用いられることもあります。



<参考①:みんなの花図鑑 ttp://minhana.net/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%83%A2%E3%82%B8(%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%AC%E3%83%8E%E3%82%AD) >  
<参考②:花実でわかる樹木 出版:信濃毎日新聞社 >  
<参考③:原色新樹木花図鑑[離弁花編 出版:北隆館 著者:福田元次郎>  
<参考④:樹に咲く花 離弁花 出版:山と渓谷社 著者:川崎吉光>