見頃の植物

シモツケ

シモツケ



学 名:Spiraea japonica
科 名:バラ科
原産地:日本
植栽場所:四季の庭の池周辺



 日本原産の落葉低木であり成木の樹高は1mほどです。地際からたくさんの枝を出して広がり
赤紅色の小さな花を沢山つける集合花です。また花色が白色の品種も多く植えられています。
 初夏に一斉に咲き、花が終わると花序の下から再萌芽して2次枝を出し、その先にまた花序を
つけるを繰り返し秋まで少しずつ花を咲かせます。
葉の表面は緑色で無毛。葉裏は白緑色で葉脈ははっきりとしています。葉脈には短い毛が密生して
いる葉や無毛のものもあります。葉縁は不整の重鋸歯でギザギザした葉が目立ちます。




 暑さ寒さにも強く大きくなり過ぎないので初心者にもおすすめの花木です。秋には紅葉が美しいので
高木に周りに植えたり、並べて垣根にしたり、庭、公園の利用などに使われます。
 学校でも四季の庭近くのスロープの垣根の一部として利用されて今の季節は花を秋には紅葉で長い間
楽しむことができる花木です。







シモツケ  こんなところで大活躍!

 清少納言の「枕草子」に名前があることから
平安時代から観賞用とされていたようです。
 茎葉を染料に利用していたそうです。


<参考①:多摩の緑爺の「多摩丘陵の植物と里山の研究室」:http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/shijip/shimotsuke.html
<参考②:ヤサシイエンゲイ:http://www.yasashi.info/shi_00028.htm
<参考③:NHK趣味の園芸樹木図鑑 著者:北村文雄 巽英明 妻鹿加年雄 出版社:日本放送出版協会
<参考④:街の樹木観察図鑑 著者:菱山忠三郎 出版社:成美堂
<参考⑤:葉でわかる樹木 著者:馬場多久男 出版社:渋谷文泉閣