見頃の植物

ユーパトリウム‘グリーンフェザー’

ユーパトリウム‘グリーンフェザー’
学 名:Eupatorium capillifolium
科 名:キク科
原産地:北アメリカ
植栽場所:花の庭
花の時期:10~11月


特徴
 草丈が約2mにもなる大型の多年草です。葉っぱは、ほとんどが線状に裂けることが特徴です。 白色または薄紫色の花を密に咲かせます。また、秋が深まると葉っぱの色が赤紫色、桃色、橙色など様々な色に変化して、趣が一層深まります。


豆知識 【葉っぱの香り】
 成長とともに茎の下についている葉っぱが枯れる現象が起こることがこの仲間の特徴でもあります。
キク科はどうしても茎の下方につく葉っぱは枯れやすいのが観賞上の難点と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで茶色に枯れた葉っぱを取った後、一度葉っぱの香りをかいでみてください。
すると、なんと桜餅に近い香り・・・そう、秋の七草の1つフジバカマの香りに近い香りがします。
それもそのはず、ユーパトリウムとは、フジバカマが属すグループ(ヒヨドリバナ属)のことであり、この仲間の葉っぱは乾燥すると、桜餅のような、よい香りがします。
一見すると、到底フジバカマの仲間には見えませんが、葉っぱの香りをかぐとどこか懐かしい古の香りがします。
本種は北アメリカ原産であり、姿や形が違っていてもフジバカマとは、葉っぱの香りで、つながっているのですね。

<参考①:朝日百科植物の世界1 種子植物双子葉類1.p.122-123. 1997年(朝日新聞社)>  
ユーパトリウム‘グリーンフェザー’ <dd class=(撮影日:10月18日)