見頃の植物

ジューンベリー

ジューンベリー



学 名:Amelanchier canadensis
科 名:バラ科
原産地:北米を中心にアジア・ヨーロッパ
別名:アメリカザイフリボク
植栽場所:職員用駐車場の入り口ほか



 ブルーベリーやラズベリー、クランベリーなどいろいろなベリーがありますが、 私がこの学校に入学して初めて知ったジューンベリーです。 職員用駐車場の入り口のものは実は学生が植えたものです。 ベリーがなる木といえば、低木やつる性のもののイメージが強かったのですが、 ジューンベリーは高木で、学校のものも見上げる高さです。 星のような形の萼に白い花びらが付いています。やはりバラ科、といった見た目です。
 枝先のたくさん花が実になる頃には、人と鳥と虫による争奪戦が起きるに違いないです。 今から狙いをつけて日々観察しておくとよいと思います。6月が勝負です。
 先ほど、いろいろなベリーがあります、と書きましたが、ベリーとは何でしょうか。 ミカンやリンゴのことをベリーと間違える人は少ないと思います。 私は、大きさと皮に着目しました。 まず、ミカンのような大きさのベリーは想像しがたいです。 それから、リンゴのように皮を剥いて食べるベリーも聞いたことがありません。 小粒で(イチゴは大きいものもありますが)、摘んだらそのまま食べられるものが、私の中ではベリーのイメージです。 ベリーの中でもさらに、種が外タイプと中タイプがあると思います。 ジューンベリーは中タイプです。それにしても、果実は本当に様々な形態をしていますね・・・



ジューンベリー  こんなところで大活躍!

 丈夫で育てやすく、花も実も楽しめます。庭木として植えると楽しいと思います。
果実には特有の香りがあり、生食、ジャム、パイなどに好適、だそうです。おいしそうです。





<参考①:NHK 趣味の園芸 7月号 No.448『第1特集たわわにベリー』(2010.6.21)NHK出版>  
<参考②:富田正治、廣部誠監修『はじめての果樹62種』成美堂出版>