見頃の植物

フイリマサキ

フイリマサキ



学 名:Euonymus japonicas cvs.
科 名:ニシキギ科
原産地:日本 中国
植栽場所:玄関 花の庭



 
今回紹介するのは生垣によく使わるマサキの斑入り品種のフイリマサキについて紹介していきます。葉は対生し、 楕円形、鈍い鋸歯があり、厚い革質で表面に光沢があります。葉の縁に黄色の斑が入っています。  斑入りの葉のコントラストは美しいですがそもそも斑入りとはどういったものかというと、葉や組織内に含まれる葉緑素 (クロロフィル)の一部あるいは全てが失われて白色、黄色などの模様が入る現象を斑入りと言います。
 斑入り植物が出来る現象は様々あり葉緑素の欠如、斑入りの遺伝子、ウイルス、環境要因など様々です。本来は病状である ため、自然淘汰されるはずですがその見た目の美しさから今でも数多くの品種が存在しています。
 10月~12月頃には薄紅色の実が熟してくると3~4つに裂け、中には橙色の種子が3つ入っています。種子は橙色の薄皮で被わ れており薄皮を剥くと白色の種子が出てきます。食味はちょっと硬めでしゃきしゃきとした食感であり舌に少し苦味が残りました。 見た印象通りあまり口にいれるようなものではありませんでした。葉だけでも奇麗ですが、実を着けるとより一層楽しむことができます。
 公園樹、生垣などに多用されており、樹勢が強健なので強く刈り込んで垣根を整えることができます。

フイリマサキ  こんなところで大活躍!

 潮風や大気汚染にも強いため、海岸付近や
交通量の多い場所での植栽が可能です。





<参考①:ヤサシイエンゲイ http://www.yasashi.info/ma_00010.htm
<参考②:みんなの趣味の園芸 http://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-929
<参考③:日本の樹木 著者:林弥栄 出版社:株式会社山と渓谷社
<参考④:葉でわかる樹木 著者:馬場多久男 出版社:柳澤印刷株式会社