見頃の植物

イロハモミジ

写真:イロハモミジ



 学 名:Acer palmatum
 科 名:ムクロジ科
 原産地:本州(福島県および福井県以南)、四国、九州、対馬
 植栽場所:日本庭園
 花の時期:4-5月
 果熟期:8-10月



 紅葉の時期となり、色んなところへ紅葉狩りや夜のライトアップを見に出かけていらっしゃる方も多いと思いますが、ALPHAの庭でも葉っぱが色づいており、 中でもオススメしたいスポットはライトアップもされ美しい日本庭園にあるイロハモミジです。
このイロハモミジの名前の語源は裂けた葉先を「いろはにほへと」と数えて遊んだからと言われています。


 葉は長さ4~6cmで掌状に5~7深裂し、葉の縁には細鋸歯か重鋸歯があります。また、実は1つずつ薄い翼を広げくるくる回りながら飛んでいくといったプロペラの形(翼果)をしています。  この実を見る事ができるのは紅葉する時期より早いのですが、紅葉を楽しむ前に、実で遊んでさらに親しみを持って頂けたら嬉しいなと思います。  そして、夜誰もいないのにライトアップされているALPHAの庭の日本庭園は少しもったいない気がします。 ぜひ足元にはお気をつけて、夜に見に行ってみてください。




 ここで一首
 鮮やかな 秋色染めて 待っています そうだ ALPHA、行こう  (読み手:西島さんおめでとう)


<参考① 三上常夫・川原田邦彦・吉澤信行.鑑定図鑑 日本の樹木-枝・葉で見わける540種.p24.2009年(柏書房株式会社)>  
<参考② 岩崎哲也.ポケット図鑑 都市の樹木433.p258.2012年(株式会社 文一総合出版)>  
<参考③ 亀田龍吉・多田多恵子.街の休日 歩いて親しむ 街路樹の散歩みち.p31.2008年(株式会社 山と渓谷社)>  
<参考④ 榎本好宏・木村義志・萩原信介.学研もちあるき図鑑 まるごと日本の季節.p198.2011年(株式会社 学研教育出版)>