平成28年度 通学制4期生による園芸療法実習Ⅱ報告会を開催しました。

平成28年6月6日(日)に、園芸療法課程通学制コースの学生による園芸療法実習Ⅱ報告会が淡路景観園芸学校で行われました。報告会は、修了生も数多く集まり、合計約40名の参加となりました。

通学制コースの園芸療法実習Ⅱは、前年に学んだ園芸療法実習Ⅰ(150時間)に続くものです。施設や病院で、園芸療法の対象となる方々に実際に接し、行動観察や試行園芸などを通して集めた情報から評価(アセスメント)を行い、園芸療法実習Ⅲに向けた園芸療法の目標を立て、活動計画を作成します。学生は、仕事や家庭と実習を両立させ、修了生(兵庫県園芸療法士)と教員による指導のもと、150時間に及ぶ実習を終え、発表の日を迎えました。
当日は、指導してくださった修了生(スーパーバイザー)も参加し、様々なご意見をいただきましたので、紹介します。

「園芸療法実習Ⅲでは、自分の行ってきた経験を活かして、耳元ではっきり話しかけたり、ボディーランゲージを使って臨んでください。」

「短期間で対象者や実習施設とよい関係を築いていることがよくわかった。」

「試行園芸について、ねらいや結果の説明があり、わかりやすかった。」

「スライドで文字が多くなる場合は、内容を取捨選択して記述し、発表ではキーワードをつなげるとわかりやすくなると思います。」

「担当学生の発表が終わって私もホッとした。今回の実習は、対象者の方に学生を知ってもらい、よい関係を築いていることがわかった。」

「写真が効果的に使われていた。施設の方にも見ていただくと、園芸療法のPRにも使えると思う。」

「今年からスーパーバイザーとして指導を始めた。様々な生活背景を持った高齢者へ、その方に合わせた丁寧な関わりができていた。学生の実習を通して、自分自身もよい経験を持つことができた。」

「園芸療法では、ストレス緩和や自己肯定感など、他の療法にない目標を設定して、他の療法でできない部分を補うことができる。」

「園芸療法の癒しである“人がひとを癒す”ということをこの実習を通して、学生一人一人が実感したのではないか。」

「先輩からの意見で気づかされた点を他の学生への意見としてではなく、自分のものとして捉えてほしい。」

「園芸療法実習Ⅲは長期になり、暑い季節の夏から秋へと季節をまたぐので、自分の体調管理に努めて欲しい。」

7月からは、園芸療法実習Ⅲ(実習時間500時間)が始まります。今回の実習を踏まえ、いよいよ園芸療法のプログラムを展開し、その結果を評価します。長期間にわたる実習になりますが、体調管理をしながら実り多い実習になることを願っています。
今後、全寮制学生の園芸療法実習報告は、10月11日(火)、通学制園芸療法実習Ⅲの報告会は、来年1月22日(日)に行われます。園芸療法に関心のある一般の方も聴講可能です。詳細は事前にHPに掲載いたします。多くの方のご参加をお待ちしています。

発表の様子
発表の様子
修了生からの質問に答える様子
修了生からの質問に答える様子
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