「看護の日」イベントに園芸療法課程が参加

 5月12日は、近代看護の基礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ「看護の日」となっています。兵庫県看護協会では、毎年この時期に「看護の日記念事業プログラム」を開催しています。今年は5月8日(日)に「脳活-脳のアンチエイジング-」をテーマに様々なイベントが催されました。淡路景観園芸学校園芸療法課程も「園芸で脳のアンチエイジングしてみませんか?」という体験コーナーを設け、“タッジーマッジー作り”に合計30名の方に参加していただきました。
 このタッジーマッジーとは、小さなハーブの花束です。淡路景観園芸学校の園芸療法ガーデンで摘んだ5種類の新鮮なハーブを使い、園芸療法課程の教員、修了生、在学生のアドバイスを受けながら、参加者が思い思いの花束を作りました。

園芸での脳へのアンチエイジング効果としては、
1)ハーブ(ラベンダーやローズマリー)の香りが嗅神経を刺激し、海馬の機能が回復して認知機能検査得点が改
 善すること、
2)植物からの快刺激がストレスを軽減して、認知症リスクを高める疾患の一つであるうつ病への移行を抑制する
 こと、
3)栽培活動にともなう有酸素運動に生活習慣病や認知症の予防効果があること、
などが知られています。

 この日は覚醒作用のあるローズマリー、鎮静効果のあるラベンダーなどを、一輪一輪手で束ねていき、ハーブの香りが会場に漂いました。本来、集中して作業を続けることはストレスを高めるのですが、作業中、植物の心地よい刺激がストレスを下げてくれるため、みなさん、笑顔のままで作品を完成することができました。
 この花束は、花瓶に飾ってもよし、お風呂に浮かべてもよし、そして、挿し木にして栽培をすればその後の管理が軽い運動にもつながるという、小さいながらもたくさんの可能性を生み出してくれます。みなさまもタッジーマッジーを作って、アンチエイジングにつながる体験してみてはいかがでしょうか。

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