園芸療法課程とは

兵庫県立淡路景観園芸学校 園芸療法課程は2002(平成14)年9月に開講しました。
本課程開講のきっかけとなったのが1995年1月に発生した阪神・淡路大震災です。

阪神・淡路大震災では災害関連死による919名を含む6,434名もの大切な命が失われました。
また、4万人以上の負傷者、10万棟の住家全壊など、神戸市を中心とする周辺地域に甚大な被害をもたらしました。

この未曾有の大災害からの復興の途上で、多くの被災者の心の支えになったのが花や緑、そして園芸作業でした。
兵庫県はこのとき、全国各地から有形無形の多くの支援を受けましたが、同時に、花苗や苗木の提供などの支援も受けました。

1999年に開校した兵庫県立淡路景観園芸学校は震災発生当時、その建設準備が進められていましたが、
阪神・淡路大震災からの復興や支援における全国各地からの緑の支援に対する返礼として、

「花とみどりで人を癒す人を育てて全国にお返しすること」

「花とみどりが心を癒すことを科学として解明すること」

を使命とする「園芸療法課程」の設置を急遽決定し、開講へと至ったのです。

園芸療法課程の開講以来、これまでに300名を超える園芸療法士を輩出してきました。
全国各地で、園芸療法課程を修了した園芸療法士が活動を実践しています。

世の中の動きやニーズに応じて、園芸療法課程はカリキュラムを見直しながら、教育を進めてきました。
その原点には、「花とみどりで人を癒す人を育てて全国にお返しすること」
「花とみどりが心を癒すことを科学として解明することという使命があります。

公的機関では全国で唯一となる園芸療法の専門教育課程をもつ兵庫県立淡路景観園芸学校園芸療法課程は、
その使命を果たすべく、社会から必要とされる人材の養成、そして、みどりと健康分野の社会における活用拡大に向けた取り組みを進めています。

目指す人材像

本課程では、「みどりと健康活動指導士」を養成する前期コースと、「園芸療法士」を養成する後期コースがあります。

【みどりと健康活動指導士】前期コース修了にて認定

活躍する場所:身近な公園や緑地、保育施設、教育機関、医療・福祉施設など

専門知識:植物のある環境や植物との関わりが人の健康に与える効果、影響に関する具体的な知識、理論と技術

目的:主に集団を対象として、身体的、精神的、社会的健康の維持およびウェルビーイングの向上

プロセス:市民や関係機関、施設、関係諸団体と協力して実施

 

【園芸療法士】後期コース修了にて認定

活躍する場所:医療・福祉施設を中心として、保育施設や教育機関、公園・緑地、行政、矯正施設など

専門知識:園芸療法および対象となる人の疾患や障がいに関する具体的な知識、理論と技術

目的:主に対象となる個人の身体的、精神的、社会的健康の回復およびウェル・ビーイングの向上

プロセス:他の医療・福祉専門職や市民、関係諸団体と連携して実施

PAGE TOP