兵庫県立淡路景観園芸学校 園芸療法課程
1995年の阪神・淡路大震災の多くの被害者にとって、大きな心の支えになったのが花と緑、そして園芸作業でした。また、大きな被害を受けた兵庫県は、全国各地から多くの支援を受けました。淡路景観園芸学校では、全国に先がけて花と緑が持つ人を癒す力を活用できる園芸療法士を育てていくことが、全国からの支援に対する感謝の気持ちも含め、大きな使命と考えています。
園芸療法とは、農業や園芸が人の精神や身体へ与える効用を利用して、高齢・障害などの理由で支援を必要とする人々に対して、健康の増進や生活の質の向上などを目的として行なう療法です。
園芸療法の実践には、農業・園芸、医療、福祉、園芸などの学習・実戦経験のある方を対象に1年間の全寮制教育の中で、集中的に園芸療法に必要な知識や技術を教授し、園芸療法の実践者として活躍できる能力を養います。