沼島の自然資源の中で「岩」に着目し、それを取り巻く自然資源の評価およびツーリズムに資する活用方法の企画、実践、検証を行いながら魅力的な観光プログラムを開発することを長期的な目的としています。特に2013年からは「岩資源のボルダリング※)活用」について検討、「沼島ボルダリングエリア開設に関する検討会」を立ち上げ、実現可能性について議論をしています。これまでプロのクライマーに岩場を評価してもらい登攀ルートをつくる活動、地元の方々向けのガイドブックを制作したり、小学校に人口壁を仮設したりといった、地元理解に努める活動などを行っています。本事業は14期生の冨井貴之氏が中心になって取り組んでいる事業で、卒業後も沼島に通い地域活性化に取り組んでいます(担当:嶽山洋志)。
※ボルダリングとはクライミングの一種で、「高さを求めず2~4mの比較的低い岩を登ること」「ロープを使う特殊な技術を要しないため初心者でも取り組みやすいこと」が特徴のスポーツです。2020年の東京オリンピックにスポーツクライミングが追加されたことでも注目が集まっています。