宮城大学と兵庫県立大学との地域づくり・コミュニティづくりに関する合同演習「コミュニティ・プランナー育成プログラム」が2015年4月から福良地区でスタートしました。本プロジェクトは3年間の事業で、文部科学省の補助事業である「大学間連携共同教育推進事業※)」によるもので、被災経験のある両校が有するコミュニティづくりに関するノウハウを共有しながらカリキュラムを進めていく点に特徴があります。また、経営学・看護学・まちづくりといった地域の生活再生に関係する3分野が協働して取り組むことも本演習の特徴であり、学生は多角的なものの見方や各分野のスキルを、実践を通じて習得していきます。具体的には以下のような活動を展開しています(担当:嶽山洋志、平田富士男)。
・福良下町商店街に位置する長舩邸の解体および空間整備に関する活動
・福良地区の資源を活用した特産品づくり
・観光客と地域住民、地域住民同士の交流に関する企画提案と実践
※大学間連携共同教育推進事業:国公私立の設置形態を超え、地域や分野に応じて大学間が相互に連携し、社会の要請に応える共同の教育・質保証システムの構築を行う取組の中から、優れた取組を選定し、重点的な財政支援を行うことにより、教育の質の保証と向上、強みを活かした機能別分化を推進することを目的とする事業。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/renkei/index.htm