園芸療法定着促進助成事業とは
本事業は、県内の医療・福祉施設等へ兵庫県認定園芸療法士を斡旋し園芸療法を実践することによって生じた経費の1/2を兵庫県が補助することにより園芸療法の普及と定着を目指すものです。
公営住宅における園芸療法
平成28年3月より県営加古川西団地自治会にて、地域高齢者20名前後を対象に健康増進・介護予防・地域コミュニティーの活性化を目的とし、月に1度、園芸療法プログラムの提供を行っています。
実施内容
試行園芸として花壇草花管理・夏秋花壇用植物の種まき・質問紙によるアセスメントを行いました。
花壇の手入れに関して、対象者は花壇の花々や芽吹いたチューリップの芽に興味関心を示し、草ひきや花殻摘みに積極的に取り組まれ、心や体を動かす機会となりました。また、自然と役割分担ができ、互いに協力する場面がうかがえました。花殻摘みの方法など繰り返し説明があるとよいのではないかとの意見が聞かれました。
種まきの際は、『こんなに小さいの?』と驚かれたり、『芽が出るのが楽しみ』と期待感を言葉にされる場面がありました(担当:豊田正博、浅井志穂)。