【SDGs達成に向けた取組み】淡路島里海づくり~チドリ類をフラッグシップ種とした海浜保全プロジェクトを進めています
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
いくよ寝覚めぬ 須磨の関守
小倉百人一首でお馴染みの一首。千鳥は古くから、「淡路島といえば千鳥」というくらい島のシンボルバードとして親しまれてきた鳥で、淡路市と洲本市では市の鳥にも制定されています。
島内の人たちにとってごく身近であり誇りともいえる存在だったそうで、その面影は今でも島内のあちこちで見ることができます。
しかしその肝心のチドリが今、減少の一途をたどっています。いることが当たり前だったはずの象徴は、知らぬ間に、いまや出会うことが難しい” 絶滅危惧種” とまで言われるようになっていたのです。
このような課題を解決するために、当校修了生が隊長となり地域の方々とともに「淡路島ちどり隊」が結成され、淡路島のシロチドリの生息状況,繁殖状況の調査が行われています。また、南あわじ市立西淡中学校や淡路市立浦小学校などでの環境学習授業も行い、地域の子どもたちにシロチドリや海岸の環境について考えてもらっています。
地域住民と共に、チドリ類の生息・繁殖に必要な環境を保全することで、淡路島内の海岸全体の資源保全につなげる活動を展開しています。
神戸新聞NEXT 里へ ~人と自然のものがたり~
(7)狭まる砂浜 人の隣で子育て (期間限定)
広報淡路令和4年5月号No.206
絶滅から救え!チドリを見守る


