1年前・後期【発展】緑環境景観マネジメント企画演習Ⅰ・Ⅱ
淡路島の公園で“高齢者支援のための園芸療法の活用”を学びました(2019年10月11日)
緑環境景観マネジメント企画演習は、都市公園のリノベーションやマネジメントを多様な主体と協働して実施することに主眼を置いた必修科目です。今回は、高齢者福祉施設に入居する方々が公園を訪問した際に、心や身体が癒されるよう、“高齢者支援のための園芸療法の活用”を学びました。当研究科のある淡路景観園芸学校には全国で唯一の公立の園芸療法を学ぶ課程があり、また、島内には実践可能な公園もあります。専門性・立地ともに大変有利な研究科です。国営明石海峡公園において園芸療法ボランティア実践講座に参加し、実体験を行いました。(藤原道郎)
淡路島の公園で“高齢者福祉施設入居の方々の車椅子での公園活用における園芸療法的活動の実践”を行いました(2019年11月15日)
緑環境景観マネジメント企画演習は、都市公園のリノベーションやマネジメントを多様な主体と協働して実施することに主眼を置いた必修科目です。前回(10月11日)に学んだ “高齢者支援のための園芸療法の活用”をもとに、車椅子利用の高齢者の方々の公園利用の実践を行いました。今回も園芸療法課程の豊田先生、金子先生にご指導、上地インストラクター、兵庫県園芸療法士のサポートをいただきました。(藤原道郎)
1年前期【基礎】植生景観構造論
この科目の目的は、生物多様性の保全をはじめとした自然環境と人間活動の調和のための緑地計画・管理を行うために必要な、時間と空間のスケールを意識した植生景観の構造、機能およびその変化を理解し、場の特性を活かした適切な保全管理手法を修得することである。そのために、植生分布と環境、植生遷移、景観生態学の基本的な概念、植生図化およびその解析、文化的景観と人間活動、生態系や生物多様性保全などへの応用について、植生学および景観生態学の観点から分析し考察する。
植生景観構造論で淡路市摩耶地区でフィールドワークを実施
人口減少,高齢化が進む淡路市摩耶地区の植生景観の保全および地域資源の掘り起こしを学生の目で行うことを目的とし,6月26日に現地フィールドワークを実施しました.
当日は地元住民代表,行政担当,専門アドバイザーに学生が加わり,集落を歩いて回りました.淡路島摩耶地域づくり協議会の上田会長,山崎事務局長, 武田集落元気アドバイザー,淡路県民局未来島推進課植松地域活性専門官からの概要説明を受けました.
水田面積が狭いため圃場整備の対象とはならずに棚田が残っていた / 耕作地としては手間はかかる
かつて利用されていたと思われる萱場(ススキ草原)株立ち状の立派なススキが生育していた.かつては屋根材などとして利用されていたものと思われる./ 竹林のトンネルをくぐる.薄暗く静かではあるが,管理されていないため植林されたスギも枯死していた.
島内外の若者も展望台にやってきていた
事前調査に訪れた6月11日には摩耶展望台に登ってきた若者が,眺望の良さに感動の声を上げていた.一人は淡路在住でもう一人は仕事で淡路島に来ているということで,たまたま下から見ていたら山の上の方に何かありそうだ,ということになり車と最後は徒歩で摩耶山展望台まで登ってきたということだった.住民の努力で作られた展望台も早速,部外者にも認知されるという効果があったことになる.
摩耶山展望台からの大阪湾側の眺望 / 摩耶山展望台での意見交換 2013年12月に伐採を行い展望台として整備した摩耶山山頂近くで,学生からの視点を発表し地元の方々との意見交換を行いました.
1年前期【基礎】保全管理基礎演習
この科目の目的は、緑環境を保全管理する上で必要となる植物の分布や環境との関わり、生理生態、緑地認識に関わる理論と技術の基礎を修得することにある。そのため、我が国の代表的植生ならびにそれを構成する植物と立地環境、人為的攪乱、動物等との関係を日本海から瀬戸内海までに広がり多様な環境を持つ兵庫県を主な事例として、現場での観察や調査も行いながら、実体験として理解するとともに、植物の生理生態や緑地認識に関する理論の修得を目指す。緑環境に関する学部以外の学部出身者を主な対象として生理生態学、植生学、保全生態学、緑地学などの内容を含んだものである。