【第4回:就職状況・入試】

本研究科は専門職大学院。修了後は社会の一員として活躍してもらってなんぼです。少人数であることも手伝って、教職員がきっちりサポートさせてもらっています。念のために言っておくと、(なんとかしてくれる)という風にはとらえないでくださいね。前にも言ったように、そこは修士ですので。自主性を応援するという意味です。


就職状況

修了後の就職状況を見ていきましょう。専門職大学院の前身である淡路景観園芸学校・景観園芸専門課程時代のものもあわせて載せています。入学生の専門分野と新卒既卒割合も参考情報までに。



図から、就職先という意味では昔も今もあまり変わっていないということがわかるかと思います。官公庁・造園建設業・造園コンサルタントが相対的に多く、これらで全体の7~8割を占めます。大学院になってからは(その他)というのが少し増えていますが、これは公園管理を実務で担う財団法人が独自に人を採用するようになり、その割合が最近になって増えたことが反映されています。修了生の活躍については、以下の公式サイトなどで詳細を紹介していますので、ぜひともご一読ください。

キャリアサポート_修了生の活躍

入学者の属性については、大学院になってからやや農学系が増えたかな?新卒が増えたかなという感はありますが、それほど大きく変わっておらず、また、地域としても関西圏からのみならず、全国から入学をいただいているところです。

大学院はまだ10年そこそこの歴史しかありませんが、景観園芸専門課程の頃から数えると、もう20期以上の修了生が世に出ています。初期の修了生はもう中堅ばりばりの年頃。昨年は専任教員はノータッチ、修了生だけ(3名オムニバス形式)で担当する科目をはじめて設けました。評判は上々。受験を考えておられる方もこれらの先輩の活躍を見ると、自分に近いところのゴールがより身近に感じられて良いかもしれません。


入試

続いて入試。ここは要項以上のことは書けませんので、概略にとどまってしまいますが、ご容赦を。まず、入試の種類には、一般・総合型・留学生の3種があり、このほか推薦入試でも若干名を受け付けています。実施時期は、一般は8月と12月、総合型と留学生は7月と12月、推薦は10月に実施しています。定員に余裕がある年次には2月にも総合型・留学生・推薦の入試をおこなうことがあります。試験科目は、一般は専門記述式(農学・環境系の学部卒業レベル)・小論文・英語の筆記試験と面接。総合型は小論文・英語の筆記試験と、特に秀でた能力を示すプレゼンおよび面接。留学生は筆記試験(日本語による読解・論述)、プレゼンおよび口述(面接)による試験となっています。

 

ここで最も質問が多いのは総合型。特に秀でた能力って何?ここは入試要項のアドミッションポリシーというところをよく読んでほしいのですが、基本的には農学・環境系以外の分野の方々を受験生として想定しております。「特に秀でた能力」の内容は問いません。が、しかし、問いたいのは、その内容と緑環境景観マネジメントがどう関わりあいがあるのか、自分としてどう発展させていきたいのかという点です。“私はこういう専門分野の知識があるのだけれど、それをこんな風に緑環境と併せながら発展させていきたい”、あるいは、“私には社会人として、このような実務上のスキルがあるのだけれど、これをこのように活かせないか”といった具合です。自分のいままでの専門性や実務実績を緑環境景観マネジメントとの関わり合いに留意しながら、しっかりと自己推薦をしていただきたい、これが総合型入試の趣旨となります。

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今年度はキャンパスにお越しいただいてのオープンキャンパスの実施が難しい時期があり、ウェブ上で似たような取り組みができないかとの思いから、5月から7月にかけて、このような連載を行いました。少しはみなさんの理解の助けになれば幸いです。興味ある方、些細なことでもかまいませんので、ぜひともお問い合わせください。

問い合わせ先:兵庫県立大学淡路緑景観キャンパス 経営部 学務課
       TEL:0799-82-3455   E-mail:alpha@awaji.ac.jp
                 (メール送信時は@を小文字に置き換えてください)

 

来春の淡路緑景観キャンパスでお会いできることを楽しみにしております。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回からは、すごーく気になる「研究科の学生の日常」をお伝えしていきます。

 

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