兵庫県立舞子公園は平成22年11月にグランドオープンした県立公園で、旧木下家住宅や旧武藤山治邸などの歴史的建築物や松林などのランドスケープ遺産、世界一のつり橋である明石海峡大橋など多くの資産を有する公園です。また本公園には実働する協議会「舞子公園管理運営推進協議会」が存在し、これまで嶽山、斉藤、藤原の3名が協議会の運営を担ってきました。
夜が魅力の公園づくりを応援しています。
本校13期生の福田裕子さんが中心となって展開している「舞子あかり倶楽部」は、彼女が学生時代に立ち上げた団体で、舞子公園の夜の魅力づくりを行っています。本公園では2011年からダイナミックな夜景を活かしたプログラムと、人々が作り出す夜景の魅力を発信するプログラムの両方を試行してきました。具体的な取り組みとして、前者は夕日を背景にジャズやゴスペルを楽しむ「トワイライトステージ」や「夜カフェ」などが挙げられ、来園された方々に夕日と音楽のコラボレーションを楽しんでいただいています。後者は光る靴ひもをつけてウォーキングを楽しむ「50人のあかりプロジェクト」などを実施、多くの方々に楽しんでいただいています。夜が魅力の公園と聞くと横浜の山下公園が思いつきますが、関西では舞子公園と呼ばれるよう、取り組みを継続していきたいと思います。
舞子公園のインバウンド観光を推進しています。
舞子公園に訪れる外国人観光客の特徴は、台湾からの観光客が一番多こと、また世界一のつり橋である明石海峡大橋を見に来る観光客が多いことです。本校17期生の陳豫皖さんは台湾や中国からの観光客のため、留学生への情報発信など公園の魅力を高める取り組みを展開しています。
その他、クロマツの適正管理手法の検討や地域住民のマツに対する意識調査を行うなど、松林の魅力を高める取り組みが行ったり、地域の和菓子協会と連携した和菓子の開発など地域連携を展開したり、多くの事業を本公園で実施しています(担当:嶽山洋志、藤原道郎)。