淡路景観園芸学校 SDGs推進の基本方針

1.淡路景観園芸学校がSDGs達成に向けて貢献できること

気候変動の進行による自然災害の多発化、生物多様性の喪失、飢餓や貧困問題など、世界では、様々な問題に直面しています。それらの問題の解決向けて、2015年には、国際社会共通の目標として、2030年までに達成すべき17の項目、SDGS「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」が定められました。これは、遠い世界の出来事ではなく、日本の私たちの生活にも深く関わっています。これからの時代に向けて、淡路景観園芸学校は、SDGs達成に向けて、どのような貢献ができるかを考えています。

 

2.淡路景観園芸学校の強み

淡路景観園芸学校は、1999年の開学から20年間、「景観園芸」という専門分野を活かし、学際的な分野をつなぎ、持続可能な社会の構築に向けて教育や研究を行ってきました。また、それらの実践を通じて持続可能な社会の実現に貢献しています。

 

3.淡路景観園芸学校がSDGs達成に向けて進める3つの柱

淡路景観園芸学校は、3つの柱を立て、このSDGsを達成していきます。
第一は、「景観園芸」の教育及び研究を通じて、SDGs達成に向けたソリューションを開発し、これからの持続可能な社会の構築に向けて活躍する人材の育成を行うことです。
第二に、多様な地域の課題を解決するために、SDGs 達成に向けた実践活動を兵庫県内外で行い、地域の環境改善活動に寄与することです。
第三に、学校運営や組織ガバナンスにおいて、人材の多様性の尊重、環境負荷を低減するキャンパス運営を行い、広範な分野でSDGsを達成します。

 

News

ウェルビーイング事業「暮らしの中のセルフ・ヒーリング」講座をあわじグリーン館で開催しました 2022.10.23

新型コロナウィルスの感染拡大の影響や社会情勢の変化等により、市民にも慢性的ストレスをうける人が増え、自然や植物を活用したストレス軽減のニーズが拡大しています。
今回、本校と兵庫県園芸・公園協会の主催するウェルビーイング事業として、「身近な自然と植物にふれる 暮らしの中のセルフ・ヒーリング」をあわじグリーン館にて開催しました。

内容は植物による癒しに関する講義と温室内でのマインドフルネス体験、創作体験としてのハイドロカルチャー(植物の水耕栽培)づくりです。今回講師を担当したのは、本校園芸療法課程を修了した兵庫県園芸療法士の3名です。
14名の参加者の方は、熱心に講義に聞き入ったり、あわじグリーン館内の散策を楽しんだり、植物の癒し効果を実感されたようです。「緑のもたらすいやし効果を実感することができました」「普段の生活に緑や自然のものがないので、実際に目で見ていいものだなあと思いました」等の感想をいただきました。
植物や自然との触れ合いや、植物を用いた創造活動体験が、参加された皆様の日々の暮らしの中で、セルフ・ヒーリングとして取り入れていただけると嬉しく思います。

講義の様子
温室内でのマインドフルネス
創作活動(ハイドロカルチャーづくり)
完成した作品を披露しています



 

特定外来植物ナルトサワギクの防除活動を行っています ― 草木染に利用することによる環境保全活動の活性化

特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から特定外来生物法で指定されたものです。
ナルトサワギク(Senecio madagascariensis Poiret)は2006(平成17)年2月に特定外来生物に指定された南アフリカおよびマダガスカル原産のキク科キオン属の植物です。家畜への健康被害が生じているため、オーストラリアなどでは牧場や採草地への拡大に対し注意喚起されており、兵庫県淡路島においても、生物多様性のみならず畜産業など生業への影響も懸念されます。
淡路島では特に南部を中心に分布の拡大が著しく、当校でもこれまで分布調査や防除手法の検討を行い、学生や地域の方々と協力して防除活動も実施してきました。しかしながら、防除活動には多くの人の参加が必要であり、特定外来生物、ナルトサワギクの生態や防除法について広く知ってもらうことが課題となっています。

本校では、特定外来生物の防除活動で抜き取る「ナルトワサギク」の結実前の花を草木染に利用することで、楽しみながら外来種駆除を行う体験講座も行っています。

染色のための結実前の花の採取
ナルトサワギクの抜き取り作業の様子
ナルトサワギクの花で染色したウール毛糸


令和4年度 花と緑のまちづくり指導者養成講座
「まちづくりガーデナーテーマコース」
特定外来植物ナルトサワギク 駆除して、草木染め!
  実 施 日 :2022年11月20日(日)
  実施場所:あわじ花山水(洲本市千草戊60)
  ※ 現在お申込み受付中です。お申込みについてはこちら



 

ぼうさいこくたい2022で、園芸療法を活用した被災地支援について紹介しました 2022.10~23

これまで、淡路景観園芸学校では、東日本大震災や熊本地震の被災地に赴き、仮設住宅や学校現場で被災者や地域住民の健康増進に携わる援助者を対象に、園芸療法を活用した体験プログラムを行い、花と緑を通しての心のケアやストレス緩和に取り組んできました。
また、被災地でのコミュニティづくりを推進する目的で、緑のまちづくりに向けた住民活動の支援を行い、被災地支援のネットワークづくりにも取り組んできました。
10月22日・23日にHAT神戸で開催された「ぼうさいこくたい2022」に出展し、これまで行った被災地での支援活動や園芸療法課程について、ポスター展示を行いました。
あわせて、園芸療法プログラム「ミニリースづくり」の無料体験を実施し、県外からの参加者や家族連れなど、2日間で37組の参加がありました。ミニリースづくりでは、『色や香りから心地よい刺激を与えてくれる植物に触れて作業に没頭する時間がストレスを忘れる時間、すなわち癒しの時間になる』ことを体験して好評をいただきました。
初日には、齋藤知事が当校ブースを視察されました。

被災地での支援活動を紹介するポスター展示



HAT神戸での屋外展示ブース


園芸療法士が教えるミニリースづくり体験


ブリザーブドフラワーやドライフラワー、秋らしい木の実で小さなリースを作りました


関連リンク

ケンダイツウシン 兵庫県立大学通信web版
2022.10.28「HYOGO・KOBE2022ぼうさいこくたい」に参加しました

 

HYOGO・KOBE2022ぼうさいこくたい
プログラム(屋外展示 O-11)

 

淡路島里海づくり~チドリ類をフラッグシップ種とした海浜保全プロジェクトを進めています

淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
いくよ寝覚めぬ 須磨の関守

小倉百人一首でお馴染みの一首。千鳥は古くから、「淡路島といえば千鳥」というくらい島のシンボルバードとして親しまれてきた鳥で、淡路市と洲本市では市の鳥にも制定されています。
島内の人たちにとってごく身近であり誇りともいえる存在だったそうで、その面影は今でも島内のあちこちで見ることができます。
しかしその肝心のチドリが今、減少の一途をたどっています。いることが当たり前だったはずの象徴は、知らぬ間に、いまや出会うことが難しい” 絶滅危惧種” とまで言われるようになっていたのです。
このような課題を解決するために、当校修了生が隊長となり地域の方々とともに「淡路島ちどり隊」が結成され、淡路島のシロチドリの生息状況,繁殖状況の調査が行われています。また、南あわじ市立西淡中学校や淡路市立浦小学校などでの環境学習授業も行い、地域の子どもたちにシロチドリや海岸の環境について考えてもらっています。
地域住民と共に、チドリ類の生息・繁殖に必要な環境を保全することで、淡路島内の海岸全体の資源保全につなげる活動を展開しています。

神戸新聞NEXT 里へ ~人と自然のものがたり~
(7)狭まる砂浜 人の隣で子育て (期間限定)

広報淡路令和4年5月号No.206 
絶滅から救え!チドリを見守る

PDF版

 

小学校での環境学習授業


南あわじ市での勉強会
淡路市担当職員との情報共有


淡路市の広報誌にも掲載されました

シロチドリ(環境省絶滅危惧Ⅱ類,兵庫県RDB Aランク)

 


 

“豊かな海づくりフェスタ2022”に出展します(2022.11.12~13)

明石市で開催される全国豊かな海づくり大会の関連行事として、県立明石公園で「豊かな海づくりフェスタ2022」が、11月12日(土)、13日(日)に開催されます。
ひょうごの豊かな海や五国の魅力に親しむイベント、物産販売等を始め、豊かな海づくりやSDGsに関する体験ブースや、企画展示が行われます。
淡路景観園芸学校は、学生・教職員と連携する事業者、NPO法人や(公財)ひょうご農林機構とともに、土に替わる環境配慮型新素材の展示とそれを用いた園芸体験教室を開催します。
産学連携によるSDGsの推進の取組みを紹介するとともに、身近なところから始める「エコ」の取組みを提案します。
ぜひ、明石公園にお越しください。

〇日 時:11月12日(土)9:30~16:00
     11月13日(日)9:30~15:00 ※雨天決行・荒天中止
〇場 所:県立明石公園西芝生広場(明石市)
〇ブース内容:新素材(県産材チップと放置竹林の竹をファイバー状に加工)の展示
       ファイバーを用いた園芸体験教室
        12日:「ハイドロカルチャーとハーブミストづくり」×4回
        13日:「多肉植物の寄せ植え」×4回 

豊かな海づくりフェスタ2022チラシ


園芸体験教室(11月12日)




竹混合ファイバーに係る産学官の取組みの推進

 

“兵庫県庁SDGsグリーンガーデンプロジェクト”に協力しています

兵庫県庁1号館の正面玄関の花壇の一部を職員自らが管理し、来庁者や芝生広場利用者に心地よい空間を提供する「兵庫県庁SDGsグリーンガーデンプロジェクト」が始まりました。
このプロジェクトに、淡路景観園芸学校の学生、職員の有志が参加し、花壇設計・施工、土づくり、植え付けなどに協力をしています。
花壇の土壌改良には、当校が民間企業と共同研究を行っている、竹混合ファイバー(DWファイバー)が提供されました。
DWファイバーは、竹チップを混合させた新たな木質繊維材で、一定量の竹を材料として安定的に伐採・供給することで放置竹林の拡大防止への寄与が期待される園芸材です。
また、当校の観賞園芸担当教員が、花壇のコンセプトのアドバイスをしています。
毎年花を咲かせる宿根草を中心に、ハーブ、様々な質感や色のカラーリーフなどを植えて、花がないシーズンも楽しめるサスティナブルな花壇を目指しています。
花の後の実や花がらなど(シードヘッド)を切り取らず、ローメンテナンスでも長く観賞することができ、また植物の変化を通じて四季のうつろいを感じることができます。


活動の様子(10月9日、既存草花の撤去、花壇木枠の設置)
宿根草をメインに草花苗を提供


宿根草(イメージ:カンナ)
多年草(イメージ:ルドベキア タカオ)


 竹混合ファイバーに係る産学官の取組みの推進

 

まちづくりガーデナーテーマコース「ヤギ除草講座(導入編)」を開催しました      2022.10.17

人口減少や少子高齢化が進む現在、公園などの公共空間や畑などの農地など、あらゆる所・場面で施設の維持管理が課題となっています。緑や景観・環境を専門とする当校では、雑草を含む緑を効率的に管理し、素晴らしい淡路島の景観・環境の維持手法を検討する中で、2021年秋からヤギ除草の実践講座を開催しています。

今年も10月17日(月)「ヤギ除草講座(導入編)」を開催し、本校で飼育をしているヤギ2頭にふれあいながら、ヤギ除草を導入するにあたって必要となるヤギの飼育方法や必要な飼育環境についての講座を開催しました。

主な内容としては、ヤギを飼育するために必要となる小屋、日よけ、柵、繋ぎ方など設備のこと、草以外に必要な飼料や有毒な草などエサに関すること、日々の健康チェックや疾病予防など健康管理に関することなどです。講座終盤には、ヤギ除草を行っている方を講師に迎え、経験談を交えての意見交換会も行いました。

講義の様子


当日はあいにくの空模様でしたが、フィールドに出て、繋留用の杭や柵内放牧の柵を実際に見て、杭を設置するときの注意点や柵の強度、高さなどについて学び、ヤギ小屋の様子を見学した後、引き綱をつけての移動、飼料の給餌などを体験しました。

小雨の中、皆さん熱心に説明を聞いておられました
ヤギを移動する際の引き綱を引く力に驚かれている様子でした



講義後のアンケートをでは、ヤギ除草導入を前向きに検討するきっかけとなった、中級編の講座を開催してほしい等、ヤギ除草導入への意欲が感じられました。
11/17~11/30には、国営明石海峡公園(淡路地区) 淡路口ゲート近くの芝生広場にヤギが出張する予定です。
広々とした芝生でのんびり草を食べるヤギの姿をみていただけます。
この期間に国営明石海峡公園を訪れる方は、ぜひ、ヤギと触れ合ってくださいね。


ヤギのいる場所のイメージです(国営明石海峡公園 芝生広場)
キャンパス内のヤギの様子




草刈り機を使う除草とは異なり、のんびりと草を食べるヤギ除草には癒しの効果もあります。環境にやさしい除草方法が普及することで、陸の豊かさが守られ、住み続けられるまちにつながるかもしれません。




産学連携による園芸療法定着促進事業を開始します

当校では、園芸療法の普及と定着を進めるため、県内の医療・福祉施設へ兵庫県園芸療法士を派遣する「園芸療法定着促進事業」を実施しています。しかし、導入したくても園芸療法の実践場所がない、土の扱いが面倒といった施設もあり、普及拡大が課題になっています。
その課題解決の1つとして、民間企業と連携した取り組み「プチまち菜園(福祉施設向け園芸療法システム)」の実証実験を今月末から開始します。具体には、民間企業が製作した木プランターと木質繊維(DWファイバー)を無償で施設へ貸し出し、園芸が出来る・し易い場所を提供、そこで園芸療法を実践するというものです。なお、土の替わりとなるDWファイバーは、廃杉チップを再利用した環境配慮型の製品(手が汚れない、一般ゴミとして処分可)の製品です。
炭素の貯蔵庫木材を材料とすることで「陸の豊かさも守ろう」に寄与しながら、民間企業と「パートナーシップで目標を達成しよう」に取り組み、「すべての人に健康と福祉を」というゴールを目指します。

木プランター第1号(W900 × D450 × 737)
DWファイバーを敷き詰め、育成状況確認のため植付け
生育状況(1か月後)


福祉施設向け園芸療法システムちらし【大建工業(株)× 淡路景観園芸学校】


プチまち菜園システムを使っての園芸療法

 




 

 

 

淡路景観園芸学校 SDGs達成に向けた取組みを紹介します

淡路景観園芸学校は、「景観園芸」という専門分野を活かし、学際的な分野をつなぎ持続可能な社会の構築に向けて教育や研究を行っています。
さらに学校のブランド力、魅力を発信するため、「世界と交流」「地域と協働」「緑・景観・地域経営」のプロとなる人材育成を目標に掲げた「新展開戦略」を策定し、新たなカリキュラムの実践など、新しいステージに進んでいます。
新展開戦略に関するプロジェクトの大半が、里山や里海保全につながるものであり、SDGs達成に向けた取組みとなっています。

 

■ニュースレター「ALPHA NEWS」を発行しました(リンク)

ALPHA NEWS vol.1 _2022.05(PDF版)

■淡路島里海づくり~チドリ類をフラッグシップ種とした海浜保全プロジェクト

 

■淡路島産竹活用プロジェクト

 

■ヤギでつなぐあわじ環境未来島プロジェクト


 

「Bamboo Life ‘竹でつなぐ庭’」ショートムービー

2000年の淡路花博の20周年記念として花みどりフェアが淡路島で開催され、本校からも会場に庭園作品を出展しました。

コロナ禍における混乱、断絶。社会は大きく波打つように変化しており、それとともに、今までとは違うライフスタイルの選択肢が生まれてきています。竹の力強さやしなやかさに可能性を見出し、自由に、多様な生き方が選択できる新たな時代を「みなとつながる」をテーマに制作しました。(公開期間:2021年9月18日~10月31日)

 

 

「淡路から発信し実践・提言するSDGsのデモンストレーションガーデン ~海風を感じるガーデン」ショートムービー

2000年の淡路花博の20周年記念として花みどりフェアが淡路島で開催され、本校からも会場に庭園作品を出展しました。

作品はSDGsの目標15「陸の豊かさを守ろう」をキーワードに、陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止することを基本理念とし、淡路島内の生物多様性を脅かす放置竹林の拡大に着目しました。

作庭は山から間伐した竹を主な材料とし、淡路島の海岸で拾ったシーグラスや貝殻を用いて淡路島の魅力である海の要素や花を組み合わせて地域らしさを表現しています。また、庭には地域産業の一つである淡路瓦も使用し、地域産業の振興や産業廃棄物の削減にも作庭を通してつながったと考えられ、SDGsの目標12にも関わりました。

庭の設置場所は淡路島国営明石海峡公園移ろいの庭で、現地が海への良好な眺望と穏やかな風が感じれる空間です。作品はこのような場所特性を生かし、冬至10時の太陽の位置に向かって、海への景観軸を誘導し、竹材でつくった風車を加え、太陽光との関わりや風車の動きを通して海風の可視化によって、場所に固有のポテンシャルを引き出し、特色のあるランドスケープの形成を図りました。
(公開期間  2021年3月20日~5月30日)

 



ヤギで継ぐ未来島プロジェクト
~ヤギたちが「くにうみ太陽光発電所」で除草を開始~

普段はキャンパスの緑地の除草に活躍しているヤギたちが、校外に出掛けて除草作業を開始しました。
「くにうみ太陽光発電所(淡路市岩屋、県立淡路島公園北側)」は、兵庫県が進める、持続する環境の島の実現を目指す「あわじ環境未来島構想」の取り組みの一つとして作られた発電所です。
環境負荷の低減を進める太陽光(再生可能エネルギー)発電所の緑地管理に、自然環境にやさしいヤギ除草を組合せ、自然と共生する持続可能な暮らしを実現するためのモデルを提案します。

期間 令和4年3月28日~4月11日



SDGs推進チームの活動

 



『マイクロプラスチック』をテーマとしたワークショップを行いました。(2021.8.9)

 8月9日(月・祝)、緑環境景観マネジメント研究科生8名が、淡路市立サンシャインホールにて淡路市立東浦図書館との共同主催で『マイクロプラスチック』のワークショップを行いました。
 『マイクロプラスチック』は、河川や海に流されたゴミが波や岩に当たり、5mm以下に細かくなったプラスチック粒子で、有害物質が付着しやすく、海の生き物が間違って食べるなど生物への影響が懸念されています。
 淡路島の砂浜へ漂着するゴミにどれだけのマイクロプラスチックが混じっているのかを探す実験、海ゴミに関するクイズ、漂着したプラスチックゴミを再利用したキーホルダー作りなどを小学生20名に体験してもらいました。
 子供たちは、積極的にクイズに答え、作業にも熱中して取り組み、保護者の方もクイズの解説に熱心に聞いてくださり、キーホルダー作りに参加するなど、会場は大いに盛り上がりました。
 子供たちからは「海ゴミのことが良く分かった」、「また参加したい」といった声が聞かれ、体を動かし楽しみながら学んでもらうことができたと感じました。親子でゴミを減らしていく方法を日常生活の中で意識してもらえるきっかけになれば嬉しいです。

(神戸新聞にも掲載されました↓)
https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/202108/0014578418.shtml


海ゴミ(小さなプラスチック)を使った子ども向けワークショップを実施します(2021.8.9)

『夏休みの自由研究は、海ゴミでSDGsにハンドメイド』

日時:2021年8月9日(月・祝)
場所:淡路市立サンシャインホール 1F 図書館前
対象:幼児(保護者同伴)~ 小学生 *先着20名



石屋小学校で研究科生6名が『マイクロプラスチック』をテーマとした環境学習を実践しました(2021.6.4)

6月4日(金)、緑環境景観マネジメント研究科生6名が、淡路市立石屋小学校の5年生の総合学習で海ごみの出前授業を行いました。
 近年、世界中で問題となっている海ごみ。中でも『マイクロプラスチック』は、5mm以下に細かくなったプラスチック粒子で、生物への影響が懸念されています。授業の日は雨でしたので、近くの田ノ代海岸で前日に砂を採取し、どれだけマイクロプラスチックがあるのかをふるいにかけて探してもらい、それらがどんな問題を引き起こしているのかなどを説明しました。生徒の皆さんは、とても興味を持って、熱心にメモをとり、積極的に意見を発言してくれました。
 今後も小学生と一緒に活動する予定なので、これからの活動が楽しみです。

 

子ども向けSDGs小冊子「淡路景観園芸学校×SDGs 未来につなげる淡路島のくらし」を発行し、淡路市内小学生へ配布しました(2021.3.10)

「淡路景観園芸学校×SDGs 未来につなげる淡路島のくらし」

 



「あわじのくらし展」2020年10月29日(木)30日(金)

SDGs通信

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