造園技能検定2級および3級に挑戦 ― 暑さに負けず練習を重ね2級2人、3級4人合格

本研究科では、今年度も造園技能検定2級と3級の受検に学生たちが挑戦しました。

造園技能検定は、厚生労働省が定める国家検定であり、造園に関する技能を客観的に評価する重要な試験です。3級は入門的な位置付けにあたりますが、受検にあたっては基礎的な技能だけでなく、正確さや安全性、作業工程の理解力なども問われます。造園分野で将来活躍を目指す学生にとってスタートラインとなる有意義な検定となります。

試験に向けた練習は、6月から8月の夏期の厳しい暑さの中で行われました。屋外での実技練習は、体力的にも精神的にも大きな負担となります。四つ目垣や石材を扱うにあたり、正確な寸法合わせや美しい仕上げが求められます。わずかなズレが減点につながるため、学生たちは汗を拭きながら細部にまで注意を払い、納得のいくまで練習を重ねました。限られた時間内で作業を終えるには、段取りを考え、効率的に手を動かす必要があります。繰り返しの練習の中で、学生たちは徐々に作業スピードと精度を高めていきました。

今回の受検を通して、造園技能の基礎を身につけただけでなく、目標に向かって努力を重ねることの大切さを学びました。これから造園の専門家として歩みを進めていく中で、この経験は自信となり、大きな支えとなるはずです。

文責:大藪 崇司(緑環境景観マネジメント研究科 教授)


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