兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科と国立勤益科技大学景観系は、造園教育の国際化を推進するための覚書(MOU)を締結
10月9日、兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科と国立勤益科技大学景観系は、学術協力に関する覚書(MOU)を正式に締結しました。調印式では、緑環境景観マネジメント研究科の美濃伸之研究科長代理として大藪教授(中央左)と勤益科技大学景観系の方智芳学科長(中央右)とが覚書に署名しました。
この学術協定は、本年8月14日に開催された「樹木医学ワークショップ」で、樹木診断と管理手法に関する講演をきっかけとして産学界から連携の必要性が求められ、速やかに締結されることになりました。
両校は今後、造園分野における国際的な教育・研究交流を促進し、国際的な視野と実践力を備えた人材育成に取り組んでいきます。具体的に両校は以下の4つを分野で交流と協力を行います。
・共同研究:景観、園芸、樹木栽培、園芸療法に関する研究を実施します。
・教員交流:両校教員の相互訪問や研修を促進し教育研究を共有します。
・学生交流:国際的な視野を広げるため、両校学生の相互訪問・海外留学・インターンシッププログラムを促進します。
・研究成果の共有:学術出版物や研究資料の交換と共同研究を促進します。
この覚書は、日本と台湾の大学における造園教育の新たなマイルストーンとなります。兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科は、この連携を通じて造園教育のさらなる国際化を図り、優れた景観をそなえ自然と調和した緑豊かな都市や地域を多様なステークホルダーとともに実現していく高度専門職業人の育成を目指してまいります。
文責:大藪 崇司(緑環境景観マネジメント研究科 教授)