10月18日に開催された2026年度日本造園学会関西支部大会(京都府立大学)にて、2年生の一宮小栞さん(17期)がポスター発表を、大前亜喜さん(17期)が口頭発表を行い、両者ともに関西支部賞を受賞しました。発表タイトルは、一宮小栞さんが「あそびで自然とつながり直す-明石市における自然あそび版レッドデータブックの作成-」、大前亜喜さんが「地方自治体における街路樹伐採木の利活用実態と先進事例からみる資源循環」で、概要は以下のとおりです。

●論文概要
・一宮小栞
・第3次明石市環境基本計画では,自然環境に文化などを含んだ明石らしさを将来世代へ引き継ぐことが基本理念の一つとして掲げられており,今後その具体的な施策展開が求められる。本研究では,そういった自然環境×文化の1つとして自然あそびに着目,それを「レッドデータブック」として整理・発信することで,自然あそびと自然環境をセットで継承していくことを目指した。具体的な制作プロセスは,1)土地利用など市内の自然環境の変化の把握,2)高齢者への自然あそびに関するヒアリング(66名),3)ヒアリングによって得られた自然あそびの継承実態を捉える小学生を対象としたアンケートで,合計102の自然あそびを整理することが出来た。

・大前亜喜
・焼却処分が一般的な街路樹伐採木について、本研究では資源として継続的に利活用するための条件を明らかにし、持続的な資源循環の実現に資する知見を得ることを目的とした。調査は人口10万人以上の基礎自治体を対象とした伐採木処理に関するアンケートと、独自の資源循環に取り組む神戸市へのヒアリングとした。アンケートの結果、半数以上の自治体が何らかの利活用を行っており、その多くは堆肥化や燃料利用であった。一方神戸市では、伐採木を木材として市場流通させる仕組みを構築しており、街路樹伐採木の継続的な利活用には、多主体をつなぐコーディネート機能が重要であるという他地域へ展開する上での重要な知見が得られた。

文責:嶽山洋志(緑環境景観マネジメント研究科 教授)


 

 

 



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