研究科2年生の山﨑快彦さんが日本造園学会関西支部賞を受賞しました
2024年10月20日、香川県のサンポートホール高松にて日本造園学会関西支部大会が開催され、その中で研究科2年生の山﨑快彦さんが「高知県四万十町における生姜穴の環境特性とその活用方法の検討」というタイトルで発表、みごと関西支部賞を受賞しました。
■山﨑快彦(2024)高知県四万十町における生姜穴の環境特性とその活用方法の検討 高知県で良くみられる「生姜穴」は収穫した生姜を貯蔵する横穴(人工洞窟)である。電気を使わないなど SDGs に貢献していること、生姜生産地に特異的にみられる景観であること等から、その保全活用策が期待される。本研究では高知県四万十町(旧窪川町)における生姜穴の環境特性を明らかにするとともに、その活用方法を検討した。結果、生姜穴は全部で92か所確認することが出来たこと、旧窪川町は泥岩や砂岩といった加工しやすく掘りやすい地質であること、生姜穴内部の温度環境は16.5℃程度で安定していることが明らかとなった.その他にも手彫りの造形美がみられることや、ワサビやサワガニなど良質な水質に棲息する動植物が確認できたことなどが成果として挙げられた。
■日本造園学会関西支部賞受賞者一覧
https://www.kansai.jila-zouen.org/shibutaikaijouhou/2024kagawa/2024shibusho/