佐藤里香さん(研究科2年生)が「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2025/2025ガーデニングコンテスト」ミニガーデン部門で3賞受賞(奨励賞、学生特別賞、GREEN×EXPO2027賞)しました
2025年5月3日(土)〜5日(月.祝)、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜にて日本最大級の園芸イベント「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2025」が開催されました。
会場内で行われた 「2025ガーデニングコンテスト」 において、研究科2年生の佐藤里香さんがミニガーデン部門に作品を出品し、奨励賞、学生特別賞、GREEN×EXPO2027賞の3賞を受賞しました。
また入賞の副賞として、2027年国際園芸博覧会における公益社団法人 日本家庭園芸普及協会の出展エリアで特別招待作品を制作・展示する権利が付与されました。
作品のタイトルは「六甲に潜む水縹の幻華」とし、六甲山の森の中で切り株に守られるようにひっそりと咲くシチダンカ(ヤマアジサイの一種)を表現しました。
審査員からは、360度から鑑賞できるように作品を作ってあること、日なた・日かげを感じる自然感のある植物選定が評価されたとのコメントをいただき、会場内で本人が来場者に説明するワンシーンもありました。
◾️展示作品について(本人より)
神戸市にある六甲山には、幻の花と呼ばれたシチダンカというヤマアジサイの一種があります。
江戸時代、長崎に来ていたオランダ人医師であり植物学者でもあったシーボルトが、日本で採取した資料をもとに著した「フローラ・ジャポニカ(日本植物誌)」に採録されていましたが、その後しばらくの間、実際に見かけられることはなく「幻のアジサイ」と呼ばれていました。1959(昭和34)年、当時、神戸市立六甲山小学校職員だった荒木慶治氏によって偶然採取されたものがシチダンカだと確認されました。まさにシーボルト以来130年ぶりの発見で、これが「幻の花」の由来です。
シチダンカは装飾花が八重咲きとなり、各がく片が剣状に尖りきれいに重なって星状に見えるのが特徴です。また、アジサイの山と言われる六甲山系のアジサイは、花崗岩からなる酸性土壌と湿潤な天候の影響で、美しい六甲ブルーに色づくことが特徴です。
かつては禿山だった六甲山は現在、緑溢れる姿になり、その自然が人々によって大切に守られています。この作品を通して、緑豊かな環境を守っていくことの大切さを伝えたいと思っています。
◾️横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2025について
2024年から開催されている「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル」は、グリーンネックレス横浜実行委員会、(公社)日本家庭園芸普及協会など花緑関連団体により実行委員会を結成し実施する、日本最大級の園芸イベントです。
日本を代表するガーデンデザイナーによる展示、ミニガーデン部門、コンテナガーデン部門、ハンギングバスケット部門の3部門により構成されるガーデニングコンテスト、豪華ゲストが毎日登場しトークやライブなど多彩なプログラム展開のステージ、ワークショップなど子どもから大人まで楽しめる体験コンテンツ、出展ブースやオリジナルグッズ販売など、GREEN×EXPO2027に向けてパワーアップする花と緑の祭典です。
ガーデニングコンテスト結果発表→ https://yfg-fes.jp/news/2944/