山﨑快彦さん(15期)、駒ヶ嶺光さん(15期)ら多井畑プロジェクトが造園学会関西支部大会で関西支部賞を受賞しました



10月26日に2025年度日本造園学会関西支部大会が武庫川女子大学で開催され、山﨑快彦さん(15期)、駒ヶ嶺光さん(15期)ら多井畑プロジェクトが関西支部賞を受賞しました。発表タイトルは「神戸市須磨区多井畑西地区の交流広場における里山再生活動」で、ビオトープや子どもの遊び場などを多様な主体との連携でいかに整備していったかを示したものです。
具体的にビオトープの整備にあたっては、池の掘削においてコマツ社と連携したことが特徴で、超小型重機のPR動画にビオトープづくりに取り組む学生が出演する代わりに、重機の取り扱いにかかる資格取得と重機の無償提供を受けました。地中のササやクズの根をバリバリとはがすなど作業がスムーズに進みました。
■「コマツ×PC01E-1×里山再生」(本編)

またプレーパークを実施し、遊びの一環で穴掘りを行ったり、敷地内のどんぐりを用いて育苗や植樹を行ったりしたことも工夫の一つです。ビオトープだけでなく高台の遊び場を整備するためにネザサを刈ったり、竹の遊具を作るため竹を切り出したりと、子どもたちも環境整備に貢献されました。
さらに情報発信では、神戸市が神戸ジャーナルに特設サイトを開設、そのページと連動するnoteに整備の進捗状況やプレーパーク活動などを掲載させて頂きました。神戸ジャーナルは神戸市で最も多くの読者を抱える地域情報サイトですので、このページを通じて我々の取り組みを多くの方に知っていただくことができたと感じています。
■神戸ジャーナル 特設サイト「須磨・垂水の自然豊かな都市型里山『多井畑西地区』」
■多井畑西地区での活動
以上の活動を通じて、ビオトープではモリアオガエルやイチョウウキゴケなど貴重な動植物が確認されたり、プレーパーク参加者からは「普段、公園で遊ばせるときは親は子どもの様子を見るのに気が張って疲れるのですが、今回は全く疲れず、妻は子どもそっちのけでカブトムシの幼虫を探すなどして楽しんでいました」「子どもたちは明日から保育園へ行かずにプレーパークへ行きたいと言っています」など肯定的なご意見を多数いただきました。今後も環境整備とプレーパークを継続して行っていきたいと思います。
■プロジェクトメンバー
兵庫県立淡路景観園芸学校/兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科:
15期生:山﨑快彦、駒ヶ嶺光、井上知美、山内櫻子、渡瀬泰輝
16期生:中山由基、藤井芹奈、井内なぎさ、井家由比花、戴元龍、竹本佳美、中郷野々花、服部希実、圓山初美
17期生:石田浩彦、一宮小栞、大前亜喜、近藤晶、清水亮哉、森悠一朗、山本美里
教員:光成麻美、嶽山洋志
連携団体:
神戸市都市局地域整備推進課、オーエス(株)、(株)クリーク・アンド・リバー社、
(株)小松製作所、iC(株)、(株)ジャーニージーン
文責:嶽山 洋志(緑環境景観マネジメント研究科 准教授)








