新保奈穂美講師のレビュー論文がLandscape and Ecological Engineering誌に掲載されました

東京大都市圏における里山保全活動の特徴を整理・国際発信

新保講師の執筆したレビュー論文が査読付き国際誌Landscape and Ecological Engineering(LEE)誌に2021年10月23日付で掲載されました。

当該論文は、都市における生態系に配慮した暮らしとして、東京大都市圏における里山保全活動を取り上げ、里山保全に取り組む市民の特性や動機、活動の方向性を既往研究論文から整理し、レビュー論文としてまとめたものです。また、この論文は、名古屋大学大学院環境科研究科・香坂玲教授の主導する里山生物管理に関する研究プロジェクトの一環で執筆されたものであり、後日上記LEE誌における特集号の一部となる予定です。

レビューから得られた主な知見は下記の通りです。
・取り組む市民には60歳以上の高齢者が多く自然保護と健康増進が主たる動機になっていること
・障害者も参加していること
・市民は景観や生物多様性の保全よりも、健康増進、社会的結束、レクリエーション、資源利用などの面で利益を感じていること
・活動の方向性は多様であり、広域の生態系への配慮はあまり考慮されていないこと
・活動の持続性に向けては生態系への配慮だけでなく社会経済性も重要であること

論文へのアクセスはこちら:
https://link.springer.com/article/10.1007/s11355-021-00484-5

※本文PDFにアクセスできない方は、下記のURLからPDFをご覧ください
https://rdcu.be/cz1gP

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