熊谷洋一名誉学長が「みどりの学術賞」を受賞
「自然環境の保全管理の基本となる景観影響評価方法論の構築と自然環境についての国民への理解と普及への貢献」として、本校名誉学長の熊谷洋一先生が平成30年の「みどりの学術賞」を受賞されました。
この「みどりの学術賞」は、「みどり」についての国民の造詣を深めるために、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発その他の「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に、内閣総理大臣が授与するものです。(平成18年8月8日閣議決定)(内閣府HPより)
熊谷先生は、自然環境の分析・評価や保全・管理に関し、景観という観点を組み込んだ新たな手法を構築するとともに、従来からの学問の枠組みに囚われない総合的な「自然環境学」の重要性を主張して、その理解と普及に貢献しました。
また、自然との共生を目指したまちづくりや環境づくり、国土づくりを担う本校のような実践的な高度専門人材の育成に尽力したほか、中央環境審議会自然環境部会長の任にあって、自然公園行政や生物多様性保全行政などに関わり、生物多様性国家戦略のとりまとめや、国立・国定公園の再評価などに尽力して、学術面とともにその成果を応用した実践的な取り組みでもわが国の自然環境保全の推進に大きく貢献したと評価されました。