園芸療法課程第7期生の高畑雅子さんが、7月17日(日)~19日(火)にかけて、岩手県にて震災被災者の方へ支援を行い、報告をいただきましたので紹介させていただきます。
Ⅰ 対応してくださった機関など
遠野まごころネットに宿泊する。
2日目からは自力で活動場所を探すようにとのことで遠野の大槌町の社会福祉協議会と交渉する。
Ⅱ 支援期間(回数)
7月17日(日)~19日(火)
午前、午後各1か所 計6か所
Ⅲ 活動場所
[1日目]
活動1 大船渡の仮設住宅区域
活動2 大船渡の仮設住宅区域
[2日目]
活動3 医療法人あかね会介護老人保健施設(大槌町小槌)
活動4 蕨打直 集会所(大槌町小槌)
[3日目]
活動5 八幡(やはた)商店前(大槌町桜木)
活動6 知的障害者更生施設 社会福祉法人わらび学園(大槌町小槌)
Ⅳ 活動の様子
活動1 大船渡の仮設住宅区域
・対象:幼児・小学生・高齢者・を含む全ての人
・人数:13~14名ほど
当日イベントがありそれが終わった11時ぐらいから始める
午後、「趣味の園芸」の上田先生が来られるということで、支援が重なる。
場所は通り道の木陰に段ボールを並べた上にテーブルクロスを敷いて行う。
通りがかりに芝人形を見て皆さん興味をもたれ、疲れているにも関わらず参加される。
急ぎの方には、木本さん(第7期生 兵庫県園芸療法士)や長谷川千早さん
(第7期生 兵庫県園芸療法士)達が作ってくれた出来上がりの芝人形をプレゼントする。
もう少し時間のある方には、加藤さん(第7期生 兵庫県園芸療法士)が作ってくれた顔に目鼻を付ける活動をする。
活動2 大船渡の仮設住宅区域
・対象:幼児・小学生
・人数:6~7名
大人や高齢者は仮設住宅に籠ったきり。自治会もないので声のかけようがなく、思ったより人が集まらなかった。
カフェコーナーのテントの片隅。半畳ほどの簡易テーブル使用。
活動3 医療法人あかね会介護老人保健施設
長谷川千早さん(第7期生 兵庫県園芸療法士)が白川(岐阜県)で高齢者福祉施設利用者の方がたと支援を目的に一緒に作った芝人形と、支援活動に同伴した富山園芸療法普及会会員が勤務先の高齢者施設で入所の方と折った千羽つるをプレゼントする。
同じ高齢の方々が作られたということで、励みになったのではと感じた。
活動4 蕨打直 集会所(大槌町小槌)
・対象 50歳代から70歳代男女
・人数 5人
避難所になっている集会所の室内にて活動する。
活動5 八幡(やはた)商店前(大槌町桜木)
・対象: 町内の方やお店のお客
・人数: 5~6名
商店の前にあるテントの中に机・いすを準備して下さる。
道に迷い到着が遅れ活動時間が短く。また昼が近いので食事の準備の買い物に来たということで急いで帰られる方が多かった。興味はあるが、急ぎの方にはプレゼントする。最終日となったので、持参した出来上がりの芝人形を、お店のお母さんに預けてくる。一人暮らしの方や被災されてしんどい思いをされている方がお店に来られたら、プレゼントとして下さるようにお願いする。
「預かっていいのですか、皆さんきっと喜ばれます」と、感謝される。
活動6 知的障害者更生施設 社会福祉法人わらび学園
・対象:知的障害者更生施設 社会福祉法人わらび学園利用者 10代~40代
・人数:男女14名ほど
学園の作業室
当日保護者会があり、保護者の方々も見ていかれる。
知的の通園センター時代の同僚で富山園芸療法普及会の会員1名と知的障害の支援施設支援員2名で実施。
以上、プログラムは活動③を除き、全て芝人形の頭作りと胴体の装飾。
環境設定時間は、2時間ほど。個々の活動時間は様々。順次参加。