新保 奈穂美 / SHIMPO Naomi

都市にある農の空間を活用する、あるいは、農の空間を組み込むことにより、様々な社会課題を解決するための研究をしています。

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主要な研究テーマ

都市型農園の意義と運営方法の検討

クラインガルテン、アロットメントガーデン、市民農園、体験農園、コミュニティガーデン…様々な名、形態で存在する都市型農園がどのような意義を持ち、またいかに運営されているのかを国内外で研究しています。

特に意義としては、社会共生や資源循環の観点から研究しています。移民や難民、高齢者や子ども、女性、失業者、更生保護対象者など、社会的弱者になりやすい人々が社会参画のきっかけとする場としてコミュニティガーデンが使われたり、また地域の植物残渣や生ごみを使って農作物を育て収穫物を地域に還元したりなど、そうした試みを取り入れた都市型農園を対象にしています。

都市型農園がどのような土地を用いて作られているのか(空き地、農地、屋上…)、どのような人々・主体によりいかに運営されているのかも調べ、理論化するとともに、実務・活動に携わる人々に知識を提供します。

主な対象地は日本、ドイツ、オーストリア、ニュージーランドですが、その他の国も幅広くカバーしようとしています。

 

 

カフェや自転車修理小屋などを備え、就労トレーニングもできるコミュニティガーデン(Prinzesinnengärten – ベルリン、ドイツ)

 

 

日本もかつてコンセプトを取り入れた伝統的な都市型農園(クラインガルテン)の国ごとの違い(ミュンヘン、ドイツ / ウィーン、オーストリア / ローザンヌ、スイス)

ドイツ語圏における都市緑地計画の動向の分析

日本とも都市計画の歴史において縁が深いドイツを対象に、近年の都市緑地計画の動向を把握・分析しています。具体的なトピックはグリーンベルトやパークマネジメントなど。オーストリアについても随時情報収集しています。

 

ミュンヘンのグリーンベルト計画図(ミュンヘン市資料より)とグリーンベルトの一部を成す公園(Riemer Park)。公園内には市民農園のような都市型農園も設置。

造園分野における日独学術交流の歴史の把握

開国以降、日本がどのようにドイツから造園や林学の知識を取り入れ、それらを変化させていったのか、史料から分析しています。

 

1880年代に日本を縦断したハインリッヒ・マイルの直筆スケッチ。その後マイルは東京帝国大で教鞭をとり、日本における林学の基礎を築く。

プロフィール Profile

新保 奈穂美 Naomi SHIMPO, Ph.D.

兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科講師、兼、淡路景観園芸学校景観園芸専門員。2021年8月より東北大学大学院国際文化研究科特任講師(クロスアポイントメント制度による兼任)。

2010年東京大学農学部環境資源科学課程緑地生物学専修卒業。2012年東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻修士課程、2015年同博士課程修了。博士(環境学)。2014年日本学術振興会特別研究員DC2、2015年同特別研究員PD、2016年3月より筑波大学生命環境系助教(地球規模課題学位プログラム(学士)コーディネーター教員)、2021年4月より現職。博士課程時にウィーン工科大学(オーストリア)に留学、ポスドク時にリンカーン大学(ニュージーランド)に研究滞在。

メールアドレス:naomi_shimpo[at]awaji.ac.jp ([at]を@に変更)

研究室電話番号:0799-82-3135

個人ウェブサイト:http://npom.ehoh.net/

Dr. Naomi Shimpo, lecturer at Graduate School of Landscape Design and Management, University of Hyogo, Japan, and specially-appointed lecturer at Graduate School of International Cultural Studies, University of Tohoku, Japan, majored in landscape planning and ecology and gained her PhD at the University of Tokyo. She also studied at Vienna University of Technology in Austria as exchange student and did some researches at Lincoln University in New Zealand as visiting scholar. After working at University of Tsukuba as assistant professor, she moved to University of Hyogo. Her main research interests lie in functions of urban gardening related to diverse societal and environmental challenges such as social cohesion, disaster recovery and climate change.

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