兵庫県立淡路景観園芸学校 学長 熊谷 洋一

学長 熊谷 洋一
学長 熊谷 洋一

20世紀は、人類史始って以来のめざましい科学技術の進歩と経済的発展を遂げた世紀でした。

しかし、一方で環境や安全、そして自然と人とが共生する真の豊さを切り捨ててきてしまったのも20世紀の特徴と言えるでしょう。
21世紀を自然と人と社会が共生するさらに豊かな社会として構築していくためには、自然と人間の関係をしっかりと見据えたサイエンスとテクノロジーの再編が必要となってくるでしょう。
私は、その際にキーワードとなるのは、ランドスケープであると考えています。ランドスケープすなわち景観は、単に目に映る映像としてだけでなく、人間と環境、あるいは人間と空間、さらに時間軸が加わった総合的な表徴として認識されるもので、それは凝縮した環境と人間の本当の関わり合いを表しています。

本校は、新しい概念「景観園芸」の教育研究機関として平成11年4月に開校しました。キャンパスそのものが「自然との共生」をめざす「まちづくり」「環境づくり」そして「県土づくり」「国土づくり」につながる実践的教育すなわちフィールドワークの場となっています。豊かな歴史と文化に恵まれ、世界に開かれた公園島作りを進めている淡路島の美しい自然の中で生活し学ぶことが、なによりもまず「こころ豊かな人間」として優れた人格を醸成してくれるでしょう。
本校は、「景観園芸専門課程」のほか、住民参加、社会人対象のプログラム、そして「園芸療法課程」など、時代の要請に応じたきめ細かで多彩なコースを用意しており、皆さまの多様なニーズにお応えできるものと確信しています。

これからも世界に大きく開かれた景観園芸の教育研究・情報発信拠点をめざしてまいりますので、さらなるご支援とご協力をお願い申し上げます。

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