研究科2期生 国正 あゆさん
勤務先:有限会社 中島樹木クリニック
Q1:いまの仕事の概要や面白いところを教えてください。
天然記念物や個人のお宅の大切な木に対して樹勢の診断や治療回復作業をメインに、公園樹や街路樹の診断やオープンスペースの緑地管理などを行っています。自分たちの作業によって樹木がより良い状態になり、その樹木に関わる人たちが喜んでいただけるところにやりがいを感じます。
Q2:進学しようと思ったきっかけは?
大学の時に樹木医という存在を知り、自分もなりたいと思いましたが、自分の通っている大学では樹木医補が取得できるカリキュラムではありませんでした。樹木医補を取得せず、実務経験を7年積んでから樹木医になるという選択肢もありましたが、早くに樹木医資格を取得した方が学ぶ機会やいろんな経験が増えると聞き、樹木医補を大学院で取得できる本学へ進学しました。
Q3:学校ではどのようなことを学びましたか?
大学時代は植物生理について学んでおり、実践演習でも植物生理を題材に、樹木診断と植物生理の関係について実践的な研究を行いました。本学は少人数のため、実験装置や温室など気兼ねなく贅沢に使え、思う存分研究ができたと思います。
Q4:学校の魅力はどんなところにありますか?
自然豊かな環境で、四季を感じながら日々を過ごせるのが魅力です。寮生活で校舎に24時間いつでも入れたため、スタジオという自習室でいつでもみんなと顔を合わせて課題に取り組んだり話したりできること、また図書館にも自由に入室でき専門書が読み放題だったのも魅力でした。
Q5:学校で学んだこと、経験したことのどんなことが今役立っていますか?
植物そのもののことはもちろん、緑にまつわる環境やデザイン、まちづくりについて幅広い知識を得ることができました。大学時代は農学部で植物本体のことばかり学んでいましたが、実際に緑に関わる仕事に就くと、植物だけではなく、緑に関わる景観や人との関わりが切っても離せないため、本学で学んだことが仕事に直結して役立っていることが多いです。また造園技能士やユンボなどを運転する際に必要な講習も学校で希望すれば取得できたのも良かったです。
Q6:受験生へ一言お願いします。
緑関係の仕事に就きたい方にはとても実践的で有意義な学校です。また淡路島で一緒に過ごした個性ある、しかし緑が大好きな仲間たち・先生方は、社会人になっても励まし笑って相談しあえる素敵な関係です。ぜひ皆さんも素敵な濃い2年間がおくれますように!