研究科10期生 高橋 里佳さん
勤務先:市浦ハウジング&プランニング名古屋支店 計画設計室
Q1:いまの仕事の概要や面白いところを教えてください。
主に団地(公営住宅)のPFI業務に携わっています。PFIは民間の資金、ノウハウ等の活用により、公共施設等の整備等にかかるコストの縮減するためのものです。団地の配置計画、住棟計画、住戸プラン、移転計画、施工計画等を検討し、提案書や設計図書作成しています。PFIなので、プレゼンで提案が特定されるかが決まります。特定されれば嬉しいし、不特定だと悔しいです。面白いところはたくさんありますが、一番わかりやすいところは結果が点数として評価される点です。
Q2:進学しようと思ったきっかけは?
大学では建築学を専攻しました。当時からひとつ建築を作っても街並みが変わるわけではないと感じ、複数の要素で成り立つ面的な都市空間を作りたいと思っていました。ランドスケープも学べば自分で提案できるところも増え、魅力的な都市空間を作れるかなと思い進学しました。
Q3:学校ではどのようなことを学びましたか?
ランドスケープ、まちづくり、緑に関すること全般を学びました。もともと将来やってみたいことが多かったため、幅広く学べる点がよかったと思います。
Q4:学校の魅力はどんなところにありますか?
淡路島に立地するところです。淡路島は伝統的な文化が色濃く残っている点が魅力的でした。それまで考えたこともなかった考え方や文化に触れることができ、視野が広がりました。
Q5:学校で学んだこと、経験したことのどんなことが今役立っていますか?
何かの授業で団地を見学し、設計手法や団地設計の流れ、団地再生のソフト面の取り組み等を解説していただいたことがありました。当時は自分が将来団地を設計するだなんて想像もしていなかったため、そうなんだと聞いている程度でしたが、あの時聞いた話ははこういうことだったのかと、断片的な知識が一気に一連の流れとして繋がっていくことが働き始めたばかりの頃よくありました。これからもある日突然あの時のあの話は!とはっとすることが続くのだろうなと思ってます。
Q6:受験生へ一言お願いします。
働き始めて数年が経ち、学生時代がどれだけ貴重な時間だったか実感しています。充実した毎日を送ってください。