研究科学生の就職支援のため,当研究科前身の淡路景観園芸学校専門課程(3期生)修了の伊藤休一さんによる,環境コンサルタントの業務と在学中に習得すべき知識・技術などの講演が行われ,研究科学生を中心とし教職員など多くの参加があった.

伊藤さんは株式会社緑生研究所の主任研究員としてGISを用いた自然環境および生物生息環境の分析評価に携わっている.所属先の業務分野は生物調査・環境調査・環境影響評価・緑地計画・環境教育等であり,外来植物防除(写真1)やニホンジカによる植生劣化調査(写真2)など行っている.環境に関わるコンサルタントの実務等について説明があったが,特に,自然環境調査コンサルタントとして今後必要なこととして,調査をして出現種のリストをつくるだけでなくそれをどう付加価値の高い仕事に変えていけるか,どう見せるかが大事であること,これまで接点のなかった一般企業への切り込み口(環境CSR支援)を見出していく必要性などが示された.

環境に関わるコンサルタントの領域,建設コンサルタントの現状,求められるスキル,自然環境分野のコンサルタントで必要となる資格,在学中にやっておいたほうがよいことなど,淡路で学んだ先輩としての視点もあった.

どんな会社があるかを知るためには,気になる会社が見つかったら,HPのここをチェック!など,具体的な企業研究のアドバイスもあり,在学生がすぐに行動を移せる内容であった.

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