研究科12期生 石井 光生さん
勤務先:一般財団法人 公園財団
Q1:いまの仕事の概要や面白いところを教えてください。
私は企画や広報を主に担当しております。イベントの準備や運営を行う他、公園内での見頃の植物等をSNSなどへの発信やコラムの連載、イベント案内看板などの掲示物の作成・掲出や、植物や生き物等のセルフガイドツールの作成に携わっております。
また上記以外にも、来園される方に気持ちよく公園で過ごしていただくために、窓口対応や電話対応、落とし物対応などの多岐にわたる接客のお仕事も経験することができ、人としても成長できることを実感しております。人数が少ない事務所では誰か一人に頼らず、いるメンバーで協力し合って、業務に遂行することが重要になります。なにか一つのことを複数人で成し遂げることで、団結力が生まれ楽しさとやりがいにつながっていると思います。そういった経験から自分自身の協調性が磨かれていると感じております。
Q2:進学しようと思ったきっかけは?
「みどり」のことを幅広い分野で学ぶことができ、様々な技術を習得し向上することができるため、進学を考えました。また、実際にALPHA祭に訪れたときに、学生たちに学校の雰囲気や学校生活などのお話を聞き、進学を考えました。
Q3:学校ではどのようなことを学びましたか?
授業は庭や植栽のデザインから保全管理、街や公園づくり等の施策マネジメントの授業など「みどり」を取り巻く幅広い分野を学ぶことができます。また、授業の中では実際に京都や岡山などの県外の庭園や県内の公園など現地に赴く授業や庭や公園のデザインを描くなどの実践的な授業も多く、様々な知見を広げ、技術を習得することができます。
また、全寮制ということも一緒に学ぶ仲間とのコミュニケーションや、年齢国籍問わず様々な方々と関わることができるため、いろんな刺激を与え合い貴重な体験ができます。
Q4:学校の魅力はどんなところにありますか?
・幅広く「みどり」のことを実践的に学び、色々な技術を習得することができる。
・個性豊かな仲間たちと一緒に暮らしながら、授業に挑んだり、休みを堪能したりできる。
・個性豊かで、学生に親身になって寄り添ってくださる先生方のもとで、学びを深めることができる。
・年齢国籍問わず色々な学生がいることで、刺激になる。
・島での暮らしがてとても自然豊かで、都心では体験できないような貴重な体験ができる。
・電話をしていると、自分の声より鳥の鳴き声が大きいと電話の相手に言われるほど自然が豊かなところに寮がある。
・第二の故郷になる。
・寮にはガーデンが側にあり、みんなそれぞれの畑をつくることができる。
Q5:学校で学んだこと、経験したことのどんなことが今役立っていますか?
この淡路景観園芸学校で学んだことにより、もともと興味をもっていた自然や植物に関わる公園というお仕事につくことができました。「フィールド植物観察演習」で得た知識は、公園でSNSなどを発信する際や生き物セルフガイドツールの作成時にとても役立ち、また、各授業では、プレゼンテーションをする機会が多く、その際にみんなの作成した発表資料のデザインからいつも刺激をもらい、より聞いている人が見やすい資料づくりなどができるようになり、組織内の発表で賞を得られたことにもつながっていると実感しています。
Q6:受験生へ一言お願いします。
受験を悩まれているかたは、一度オープンキャンパスや秋のALPHA祭などで学校に訪れてみることをおすすめします。私も受験する前にALPHA祭に訪れてみましたが、ホームページでみているときとはまた違い、実際にいらっしゃる先生方や学生さん達の様子や声を感じ取ることができ、受験の参考になるのではないかと思います。授業は、先程も記載させていただきましたが、実践的な授業がほとんどで、受験をする前よりも「みどり」について学びを深め、いろんな技術を取得することができ、スキルアップができます。また、島ならではの自然を仲間たちと堪能しながら学生生活を過ごせることは、ここならではのものだと思います。
どの先生も、親身になって学生に寄り添ってくださる方々なので、受験で迷っていたり不安なことがある方は、ぜひ一度見に来て相談してみてください。